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2007.06.21

「SCAPE-GOD」

高遠るい・作、メディアワークス・刊

世界は「特異」というクリーチャーの驚異にさら
されていた。そんな時代。「百合」少女・牧原緑は
自称・神と名乗る少女・ひつじさんと出会う・・・
という"セカイ系SF百合バイオレンスアクション神
伝奇
"です(汗)

読後の第一印象は・・・大風呂敷はこのように畳む!
というお話です(汗)「百合」としては確かに、あり
ますが、大いに人を選びますね。

まず感じたのは、作者が私と同世代か、1世代上
人だな・・・ということです(汗)

今を去ること十数年前、私も同人サークルに席を
置いていたことがあったのですが、そのころよく
「ウルトラセブン」の「血を吐きながら・・・」
とか、そういう引用をする先輩おたく達がいた
ものです(汗)

この作者からはそういう懐かしい臭いを感じました。

あと、パロディやオマージュをするのに迷いが無い
ですよね。

これは解説にも書いていますが、ガイナックス等が
パロディやオマージュをすると、妙な後ろめたさを
感じることがあるのですが、この作者からはそれは
あまり感じませんでした。

若さ故か、よほどの自信家なのか、本当のアホか。
その辺りを考えると面白いです(汗)

さて、「百合」的には・・・
表面的には主人公の牧原緑がひねたレズビアン、
というところに目がいきますが、これだけを糧に
この作品を読むとちょっと物足りないですよね。
(「百合」として)

個人的には、緑が一人で産んだ(処女懐胎した)娘・
羊が、緑の思い人だった、七瀬にちょっと似ている
のが妄想させてくれました。

あと、もう一つのポイントがあります。

それは、男性をなにげに排除していること。

こういうのは作者が「百合」向きであることの
証拠
だと思うのですが・・・

まあ、なんというか、個人的にこういう大風呂敷の
不条理のコメディともシリアスとも付かない、
とらえどころのない変な作品って好きなので(汗)
十分楽しめました。

では総評。

フューシア:わたくしは2点。「百合」スピリッツ
は確かに認めるわ。でも、わたくしは
もっと美味しい「百合」が良いわ・・・高遠るい
先生の次回作に期待!

アレサ:私は・・・3点あげる。漫画としては
こういうのは大好き。あと、大風呂敷
パワーで折りたたむのが一番だと思うけど、この
作品はその点で見事だった。

総評:●●○○○★★★

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コメント

はじめまして。
本筋と関係ない話ですが、作者の高遠るいさんは他の漫画に載ってた顔写真を見る限りおそらく20代っぽいです。東大出身のようです。ちなみに解説を書かれている方も1982年生まれと若いです。

コメントありがとうございます。
★mine-o様
>高遠るいさん
>20代っぽいです。東大出身のようです。

な、なんと!
さすがは東大。英才教育を受けたのでしょうね(何の?)

それにしても、若くても古いネタを使っている人は
多いと言うことでしょうね。目から鱗でした。

>1982年

が~ん!私と○×歳も違うとは・・・(汗)(泣)

情報ありがとうございました。

この作品は自称”百合”であることが書かれてますね。
ということは、作者は百合好きだと思います。
...この作者の普通の百合漫画は確かに読んでみたいかも。

コメントありがとうございます。
★月光様

>この作品は自称”百合”であることが書かれてますね。

編集者があおり文句を考えただけかも・・・(汗)

でも、実際のところ、作者は「百合」好きだと
思いますよ。そういう匂いを感じるんですよね。

>...この作者の普通の百合漫画は確かに読んでみたいかも。

同感です。ネタでも良いので「百合姫S」に書いて
くれないかなあ。

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