「となりのネネコさん」1

宮原るり・作、新書館・刊

表紙買いした作品です(汗)
お話は・・・主人公?・花のクラスに転校生がやって
来た。猫っぽい顔のネネコさん。ヘンな女の子だけど
ちょっと気になる存在。ネネコさんを巡る学園大騒動
を描く、楽しいコメディ4コマ漫画です。

読後の第一印象は・・・普通の萌え4コマとは一線を
画す作品ですね。「百合」的にも良い点があります。

絵柄と良い、ネタといい、いわゆる萌え4コマ漫画
とはかなり違いますよね。
普通の萌え4コマは数人のキャラでのコメディである
ことが多いのですが、この作品の場合、大人数で
集団コメディしていますよね。

当の、ネネコさんも一見可愛くない・・・どころか
どす黒いし、本当に妖怪みたいだし(汗)

そういう、オタク向けではないところが、妙に新鮮
に映りました。

「百合」要素は二つあります。

1つめは、無駄に美形な腐女子、吉川ミナがなぜか
ネネコさんにゾッコンなのです。
まあ、可愛いもの好きが高じて、同性にラブという
ネタは萌え4コマでもままありますが、ミナは少々
変態っぽいところが良いです(汗)

もう1つは、なんと言ってもネネコさんと花の友情
でしょうね。花に大して、クールだったり、怖かった
りするのですが、友情を感じている、という設定が
非常に良いです。

ただ、当の花は男が好きらしい、というのが難点
ですね・・・

でも、なんというか4コマ漫画と思えない、深い友情
表現があると思えるので、今後に期待しましょう。

では総評。

わたくしは2点。ネネコちゃんって
男嫌いっぽいわよね。そこが良いわ～
素っ気なくても、花ちゃんには愛着を感じているの
よ。本当に猫みたいだわね。

私は2点。コメディとして凄く面白い
というワケではないけど、少女漫画的
な4コマ漫画というのがちょっと新鮮だったので。
あと、オールカラーで独特の雰囲気が出ている点も
良いと思う。

総評：●●○○○★★☆