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2007.09.28

「大正野球娘。」

神楽坂淳・著、徳間書店EDGE・刊

時は大正時代!可憐な女学生達が男を負かすために、
野球に青春を燃やす!大正ロマン野球娘ノベルです。

読後の第一印象は・・・ううむ。正直言って肩透かし
でした(汗)

大正時代といえば浪漫!浪漫といえば、エス!エス
と言えば「百合」!そして、野球といえば友情!友情
といえば「百合」!
・・・ということで、期待して買った作品です。

主人公は洋食屋の娘、小梅。小梅の親友は令嬢の
「お嬢」こと晶子。小梅は晶子のある種の憧れ
抱いているし、晶子は自分にないものを持っている
小梅が好き・・・

これだけなら期待しますよね・・・
でも・・・

二人とも許嫁がいるのです(泣)

それでも「マリア様がみてる」の柏木のような許嫁
ならまだ安心なのですが・・・晶子は許嫁の図々しさ
がイヤで、野球で対決しようとする(つまりミャク
ありだ)し、小梅は途中で許嫁・三郎を好きになるし。

「百合」的には正直言ってキツイ展開です。

確かに、小梅のことをまんざらではないと思って
いる巴や、巴に好かれている小梅に嫉妬している
巴の妹・静など、悪くない要素もあるのですが、
その部分が掘り下げられることはありません・・・

しかも悪いことに、野球小説としては発散している
印象があるのです。女学生達のリリカルさを描きた
いのか、野球にかける青春というか、スポコンを描き
たいのか、イマイチわからない印象なのです。

野球のシーンにしても、この手の作品では重要な心理
的駆け引きも感じないし、どうも薄い印象があります
よね・・・

ただ、女学生達の言動は若々しくて良いし、大正時代
に女学生達が野球をしようとするコンセプトは良い
と思うのです。

でも、それが実になっていないのが残念ですね。

では、総評。

フューシア:わたくしは1点。どーして「百合」に
しないのよ!この作品が失敗している
としたら、それは「百合」じゃないからだわ!!

アレサ:私は1点。野球娘の中の一人で、小説家
志望の娘が、こういう思っているよね。
「だから女学生の明るい青春よりはもう少し社会に
目を向けた方がいいと思っている。吉屋信子よりは
平塚らいてうになりたいと願っていたのだ。」

キャラの意見=作者の意見だと考えるのは危険だけ
ど、これが全てを物語っていると思った。

総評:●○○○○★☆☆

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コメント

大正で野球娘で、と個人的に興味のある要素ですね・・・でも許婚がいるんですか~残念。

コメントありがとうございます。
★こおり様

>大正で野球娘で、と個人的に興味のある要素ですね

ですよね(汗)

ただ、「マリア様がみてる」の祥子さまにも許嫁が
いたわけで、許嫁がダメ要素じゃないと思うのです。
でも、この作品はだめっぽいですね・・・(汗)

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