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2007.10.29

「街角花だより」

こうの史代・作、双葉社・刊

風の噂で「百合」的になかなか良いということを
聞いたので、買ってみた作品です。

お話は・・・のんびりだけど花を愛する花屋の店長・
うららと、会社をクビになり花屋でバイトを始めた元
OL・りん、そしてお客さんたちのハートウォーミング
ストーリー
です。

読後の第一印象は・・・なんとも味のある作風です。
そして「百合」的にも含蓄のある作品だと思います。

まず表紙絵が実に良いですね。うららとりんが手を
つないで踊っている姿にとても癒されます。

さて、この作品集は10年以上前の「街角花だより
(明石版)」
と2000年以降に描かれた「街角花だより
(日和版)」
そして、2本の短編かた構成された作品
です。

「百合」的には「街角花だより」が新旧作とも良い
感じです。のんびり花屋さんと、元OL。最初は馬が
合いそうになかったのですが、りんは純粋に花が好き
なうららに徐々に惹かれていく・・・

そういう描写がとても柔らかく描かれています。

ヘテロ臭もしないではないのですが、逆に少しくらい
する方がリアルに感じる場合もありますよね。

ポイントとなる作品は、一つは「明石版」の「都忘れ
はつらいよ」
です。実はちょっとヘテロなのですが、
うららが好きらしい(?)男性に、りんが嫉妬するという
のが良いですね。

そして、「日和版」の「街角花語り」。のどが枯れて
しゃべりにくくなった店長とりんが花言葉で会話する
というお話ですが、これが漫画として秀逸なのです。

花言葉という間接的な会話をしているので、逆に
二人の関係の深さを醸し出している感じがして
「百合」的にもなかなかです。

まあ、マイナスなところを書くと、絵が独特なので
好き嫌いありそうですね。あと、全体的に真面目な
印象がするので、これも好き嫌いありそうです。

でも、個人的にはヒットでした。
作品の暖かさが良いです。夕方の街角の描写なども
実に昭和臭がして懐かしい気持ちにさせられました。
(作品は全て平成になって発表されたものですが)

では総評。

フューシア:わたくしは3点。ああ、心が洗われる
ようだわ。私も花を愛した少女の頃。
思い出すわ~。うららちゃんとりんちゃんのツー
ショットだけでも目の保養ね。

アレサ:私は2点。「百合」ばかり追いかけていた
ら、こういう味の作品にはなかなか出会
う機会はないけど、やはり、たまにはこういう作品
にも触れたいよね。

総評:●●●○○★★☆

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