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2007.10.12

「アカイイト」

サクセスのPS2用アドベンチャーゲームです。

初めて本作の事を知ったのは2004年8月だったと思い
ます。「百合」がオタク業界の中でも一般的になって
きたころでしたね。

さらに、発売前にWindows用の体験版が配布されたり、
メーカーのやる気も感じられ、良いタイミングという
こともあって、期待の作品でした。

・・・あれから3年

前置きが長くなりましたが、本日ようやくレビュー
できる状態になりました。

思えば、始めたのは今年初夏。1週間の内5日、1,2時間
毎くらいプレイして、やっと全ルート制覇いたしました。
かなり険しい道のりでした(汗)

プレイ後の第一印象は・・・私はいわゆるビジュアル
ノベルのプレイ経験がほとんどありません。それを
差し引いても、この作品はアドベンチャーゲームと
しては良作です。でも、システム面の完成度の高さが
「百合」としてシナリオをじっくり楽しめない弊害

産んでいるところもあると思いました。

まず、システムですが、サクサク感が秀逸です。

セーブポイントが20個ということも含めて、セーブ、
ロードの手間の少なさ、分岐図への簡単なアクセス。
超スピードのスキッププレイ。

恐らく、コンシューマのギャルゲーではこういう
のは基本なのでしょうが、それでもシステム面での
完成度の高さ
は感心します。

そして、システムの良さが、何度でもトライしたく
なるというゲーム性を引き出しているのも良い点
です。

また、分岐発生の条件も意外とシビアでこの点も
ゲーム性としてのバランスの良さを感じました。
これも多分ですが、これほど全ルート制覇が難しい
ギャルゲーもないのではないでしょうか。

そして・・・ここからが重要ですが・・・
正真正銘「百合」なのです!

主人公が女性ということも、ギャルゲーでは非常に
珍しいことだと思いますが、紛うことなく「百合」
ゲーなのです!これは実に素晴らしいことです。

古くから「百合」を好きな人なら、「百合」ゲーが
世に出る難しさをよく知っていると思いますが、
この作品は、見事に「百合」ゲーとして存在して
いるのです。プレイ中、この事実に感動して打ち震え
ることが何度もありましたとも!

確かに、各キャラクターのエンディングは「百合」
として明確な恋愛感情が表現されているわけでは
ありませんから、この点に不満を感じる人もいたの
ではないかと思いますが、私には十分でした。この
寸止め感は、やっぱり「百合」なのです。

それと、PS2の限界を逆手に取った(?)、間接的なHさ
も良いと思いました。これで普通のエロゲーだったら
ガックリだったと思います。

また、「百合」とシステムの良い融合も見られます。
それは、序盤で攻略できるキャラが決定する点です。

だから、シナリオの4分の3はそのキャラへの感情移入
を高めることができる。この点も良いですね。
後半になって決まっていたのでは、イキナリ感が強く
なって、感情移入しにくいと思うのです。

さて・・・良いことばかり書きましたが、私がマイ
ナスと思うことも書かねばなりますまい(汗)

まず、これは私が、いわゆるサウンドノベルに慣れて
いないから感じるのかも知れませんが・・・
"立ち絵"に違和感を感じてしまいました。

絵の変化があまりなく、背中を見せず、ずっとこちら
を向いているというところです。
ギャルゲーではセオリーなのかも知れませんが、
キャラクターの存在感を薄めていたように思います。

そして、ストーリー性が希薄な点。

この作品、色々な展開はあるのですが、後から冷静に
考えると、ほとんど各キャラクターの設定を物語って
いるだけなのです。
プレイの半分以上は、意中のキャラクターとの交流
を楽しむもの、という造りになっています。

それ故か、中盤から終盤にかけての展開が少々強引
思えるところがありました。

ただ、意中のキャラクターとの交流を楽しむという
のはギャルゲーとしてのセオリーだと思いますし、
「百合」としても決して悪くないのですが、個人的
には、もう少しストーリー展開にも重心を置いて欲し
かった気がします。

ただ、誤解があるかも知れないので、補足しますが
各キャラの設定はよく考えられていますし、その
設定がこの作品の世界観を綺麗に構築しているのは
よく判ります。
だからこそ、ストーリー展開の薄さが目立ってしま
ったのかもしれません。

そして、一番の欠点だと思うところは・・・

前半でこの作品の"ゲーム性"を書きましたが、これ
こそ、「百合」として楽しむための足かせになって
いる気がします。

このゲームはかなりやり直さないと、特定のキャラ
クターの真エンディングは見られない仕組みになって
います。
そのためのシステムは良くできているのですが、プレイ
ヤーの記憶まではやり直し出来ません。

つまり、何度もやり直していると、感情移入が持続
できない
のです・・・

ただ、これもこの手のゲームとしてはアタリマエだし、
感情移入が持続できるかどうかは、プレイヤー次第
なのかもしれませんが、個人的には少し引っかかって
しまいました。

でも、「百合」ゲーとしては紛れもなく、歴史的良作
と言えるでしょう。

では総評。

フューシア:わたくしは5点!堪能できたわ~

アレサ:私も3点。なんと言ってもシステムが
よかった。プレイ感を損なわないのが
一番だと思うしね。
で、フューシアはどのキャラが良かった?

フューシア:ふふ。よくぞ聞いてくれたわ。
わたくしはノゾミちゃん

アレサ:えっ。いきなりマニアックな。ノゾミ
って一番ヘテロに近いキャラじゃない。

フューシア:ノゾミちゃんのような小悪魔に好意を
持ってもらう喜び!これに尽きるわ。
ねえ、アレサちゃん~

アレサ:私はサクヤ。フューシアとちがって
頼りがいがありそうなお姉さんって
良いよね。あと、ユメイも良いね。あんなウブで優し
そうなお姉さんに、いろいろな格好で飲血させる
イケナい雰囲気が実に面白かった。

フューシア:ああ、わたくしならもっとイケナい
格好で血を飲んであげるのに~

アレサ:噛まれたら痒くなりそうだから遠慮し
とく。

フューシア:わたくしは蚊並・・・(泣)

総評:●●●●●★★★

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コメント

アカイイト、アオイシロの応援リンクをはっときながら実はやってないというorz
買おう買おうと思って時期を逃してしまい、気づけばニコニコにあるプレイ動画も消えてるくさくてどうしたもんかと悩んでます。ゲームってどうも苦手で;漫画がアニメのように、自分は何もしなくていいメディアは楽で好きなんですけど・・・典型的なめんどくさがりです;
レビュー読みましたが、やはり完成度は高そうですね。でも感情移入が継続できない・・・なるほど、やりこみ度が高いゆえのジレンマですか。確かに何度も同じ分岐を通ったり、スキップしたりすると次第に感動が薄れていきますよね。
アオイシロはアカイイトに比べると声優がいまいちという声を聞くので、売り上げは落ちるかもですが、評判よければ買おうかなぁと(タイミングが合えば)思っています。

コメントありがとうございます。
★こおり様

>ゲームってどうも苦手で;

私も全く同じです。私はこういうアドベンチャー系
がかなり苦手で3年も置いてしまいました。
いざプレイしてみると、システムが良くできている
のであまりストレスは感じませんでしたが。

でも、やはり納得いくタイミングが来るまで
置いておくのも良いのじゃ無いかと思いますよ。
プレイするのは自分自身ですから。

>・・・なるほど、やりこみ度が高いゆえのジレンマですか。

です。今回、このジレンマがアドベンチャー
ゲームの最大の欠点ではないかと思いました。
何度やっても感動が薄れないシステムができたら、
ノーベル賞ものだと思います(汗)

>アオイシロはアカイイトに比べると声優がいまいち

そうなのですか・・・
個人的にはアカイイトの声優陣もあっている人と
あってない人がいたような・・・(汗)

でも、アオイシロには期待しています。
発売日に買うつもりですよ!

でも、冬の本命は「ソルフェージュ」かな(汗)

レビューお疲れ様です。

アドベンチャー系がかなり苦手>ADVは小説を読む感覚でやると、絵と声と音楽が、逆に想像の邪魔になりますからね。後、目が妙に疲れやすい気が…。

ソルフュージュ>この作品は、宣伝文句の「少女達の"友情”物語」の「友情」の部分をどのレベルまで持っていくのかで、百合度は変わると思います。
その意味では、前作アカイイトで絶妙なバランスを示してくれた。アオイシロの方を、私としては期待しています。

コメントありがとうございます。
★ONE様

>ADVは小説を読む感覚でやると、絵と声と音楽が、逆に想像の邪魔になりますからね。

そうですね。その点も自覚あります。
あと、アニメに慣れすぎているというのもあるかも。
(動かないのに違和感を覚えるというか)

>宣伝文句の「少女達の"友情”物語」の「友情」の部分

先日発表された画像では、キス寸前(?)というのも
あったし、工画堂は「百合」ゲーの前歴もあるので、
大丈夫ではないかと(汗)

でも、そういえばサクセスも「百合」が難しい
コンシューマ市場で、新作を造ってくれるわけ
だし、意識は高そうですね。

ううむ。「アオイシロ」も侮れませんね。

ビジュアルノベルは映画や小説以上に頭のヨワい子には理解しがたいものです。
ぜひ高校卒業程度の国語力、読解力を身に付けてから再チャレンジしてみてください。

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