「魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS」1
長谷川光司・絵、都築真紀・原作、Gakken NORA COMICS・刊
アニメ本編を鑑賞する前に漫画版を読みます(汗)
(「A's」は逆でしたが)
さて、お話はなのは達が中学生の頃から始まります。
成長したなのは達は職業魔導師への道を歩み始めて
いた。1年後。魔導師の卵、スバルとランスターの
訓練の中ではぐくまれる友情が描かれます。
そして、4年の歳月が流れる・・・
というような展開。
鑑賞後の第一印象は・・・思ったよりお話として
面白くなっていました。ただ"リリカル"がどんどん
遠ざかります(汗)
なんというか・・・真面目でシリアスなな「ギャラ
クシーエンジェル」という感じもしないではない
ですね(汗)
ただ、お話は注意して、重厚に造られている印象で、
実際、魔法少女ものをここまで突き詰めたという意味
で他に類を見ない作品だと思います。
また、前作「A's」の路線で行くと、力のインフレー
ションは免れなかったのですが、スバルとランスター
というキャラクターで、それを回避させているのも
よく考えられていると思います。
また、5年の時間の流れがちゃんと描かれている
ところも面白いと思いました。今までの魔法少女
ものでは全くなかったリアル感と言えると思います。
で・・・肝心な「百合」なのですが・・・
主人公・なのはと親友・フェイトはあまり描かれ
ません。まあ、彼女らを描くと、すぐフルパワー
展開になってしまうので、使いにくくなっている
のは判るのですが、一応主人公なのだから、4年間の
描写も欲しかったですね・・・
まあ、その代わり(汗)スバルとランスターの友情もの
としての展開は見どころがあります。
最初はスバルを嫌っていた感のあるランスターと友情
が芽生える、というのは王道展開ながらも良い感じ
です。
ただ・・・明らかに軍務ものになっているのです。
軍務ものでも「百合」展開の作品は過去にもあったの
ですが、この作品はシリーズを追う毎に「百合」度が
落ちているのが気になりますね。
では、総評。
わたくしは2点。友情ものとしては良い
のよ。でも、ああ、せっかく良い
「百合」要素があるのに・・・そう思うと残念ね。
後半はパワー展開になるでしょうし・・・
私は2点。「百合」的には厳しいけど
お話は思ったよりちゃんとしてて面白
かった。独特の魔法兵器世界観があったり、新鮮に
感じるところも多かった。
漫画版の感想はこちら。
●「魔法少女リリカルなのはA's THE COMICS」
アニメ版の感想はこちら。
●「魔法少女リリカルなのは」Vol.1
●「魔法少女リリカルなのは」Vol.2
●「魔法少女リリカルなのは」Vol.3
●「魔法少女リリカルなのは」Vol.4
●「魔法少女リリカルなのは」Vol.5
●「魔法少女リリカルなのはA's」Vol.1
●「魔法少女リリカルなのはA's」Vol.2
●「魔法少女リリカルなのはA's」Vol.3
●「魔法少女リリカルなのはA's」Vol.4
●「魔法少女リリカルなのはA's」Vol.5
●「魔法少女リリカルなのはA's」Vol.6
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