2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

リンク

« 今週入手した物件など+検索順位 | トップページ | 「街角花だより」 »

2007.10.28

「ウエルベールの物語」Vol.III

戦争を回避するため、他国に仲裁を願う訴状を渡す
旅を続ける、女盗賊・ティナとリタ姫を描くファンタジー
アニメ。3巻(7~9話)の感想です。

観賞後の第一印象は・・・お話の質がかなり良くなっ
た印象です。9話からの展開はやっと「百合」的に
なってきました!

まあ、なんというか相変わらずツッコミ所は多い作品
には間違いないですね。舞台は中世ドイツなのに、
指切りしてたり、せっかくリタ姫の居場所が判明して
いたのに、捜索を打ち切って、王に報告してたり(汗)

そういう細かいところの甘さは多いのですが、一般人
が見る分には良いかも知れない甘さではあります。
(だから「おどぎ話」なのだと前回書きましたが)

ただ、訴状を無くしてコメディタッチになる7話
リタを執拗に追跡していたガラハドがゲルニア王子
を裏切る8話とか、お話としては面白くなってきた
印象はあります。

そして、9話。いよいよ「百合」的な展開になって
きます!(「百合」と言っても"絆"系ですが)

日が経つにつれ、リタとティナの心はうち解けあう。
リタに盗賊をやめるように言われ、素直に従う
ティナ。しかし、街にティナに似た女盗賊が現れ、
リタはティナに猜疑心を抱き始める。

・・・まあ、なんともベタな展開なのですが、誤解
がこじれて、涙の決別・・・というのはとても良い
展開です。(もちろんヨリが戻る時の強さを期待して
"良い"のですが)

しかも、この作品にしては初めて(?)前後編で二人
の誤解話を描いています。しかも1クールしかない
大詰めでこの話を2話に分けて描く、という破格の
扱い

さらに、この作品って男女の関係が描かれることが
多いのですが、それがとても生々しく描かれること
が多いのです。リタとティナの関係はそれとは
対照的に描かれているというのもポイントです。
(男女の関係を超えた絆、がこの作品の中心的な
テーマなのでしょうね)

まあ、恋愛感情はどう考えても進展しなさそうでは
ありますが、"絆"としてはちょっと期待できる展開
になってきましたね。

では総評。

フューシア:わたくしは2点。期待できる展開になっ
てきたわね。「百合」的にどこまで切り
込んでくるかしら。

アレサ:私は2点。お話も面白くなってきたと
思う。ティナが文字が書けないシーン
を入れて、二人の距離を感じさせるのも巧いと思う。
あと、この作品の作画って、凄くはないけど、かなり
安定しているよね。それも良い。

総評:●●○○○★★☆

このシリーズの感想はこちら。
「ウエルベールの物語」Vol.I
「ウエルベールの物語」Vol.II

« 今週入手した物件など+検索順位 | トップページ | 「街角花だより」 »

コメント

あのー今更聞くのもなんなんですが、アレサとフューシアの採点基準にはどのような違いがあるのでしょうか
以前言及されてたかもしれないのですが、よく知らないので教えてくださいmm

コメントありがとうございます。
★abc様

>アレサとフューシアの採点基準

すみません。どこかに表明しておくべきでしたね。

まずフューシアですが、「百合」度が高ければ
それだけで高得点を付けるようです。(5点満点)

アレサは、お話の面白さを重要視しているよう
です。(3点満点)

アレサの評価は最近甘めですね(汗)

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ウエルベールの物語」Vol.III:

« 今週入手した物件など+検索順位 | トップページ | 「街角花だより」 »