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2007.11.02

「青春俳句講座 初桜」

水原佐保・著、角川書店・刊

実は昨年、コメントで教えて頂いた作品ですが、今頃
やっと感想を書かせて頂きます(汗)

お話は・・・小諸の住む、高校生・さとみが主人公。
さとみは俳句の私塾に参加していた。その私塾の主宰
は"花鳥先生"(♂)。
この作品はさとみの周りで起こる、ちょっと不思議な
出来事と、その真相を花鳥先生の俳句知識で解き明かす
という感じの作品です。

読後の第一印象は・・・基本的にヘテロなのですが、
「百合」的に良いエピソードもあります。分量は多くは
ないのですが・・・

上のあらすじでちょっと書きましたが、この作品は
いわゆる、安楽椅子ものの推理小説の形態をとって
います。「百合」的になじみの作品で言ったら「しずる
さん」シリーズ
の、しずるが花鳥先生。よーちゃんが
さとみ、ということになると思います。

ただ、一般的な推理ものではなく、いわゆる「日常の
推理」
ものです。しかも、長野県小諸という背景と
俳句という風情、そして"青春"で彩られた作品なので
非常にさわやかな印象の残る作品です。

文章も真面目な文学少女が書いたような青さと真摯さ
を感じることができます。ただ、決して幼い文章では
ないところも良いですね。

さて、3つの短編から成っているこの作品ですが、
「百合」的には最初の作品「桜」が良いです。

ある日、さとみのテストの答案と全く一緒の回答を
した生徒がいることが判る。しかも、その生徒は別の
クラスに在籍していて、直接カンニングすることは
不可能。

その生徒は誰?どうやってカンニングしたのか、
そしてその真意は・・・という内容です。

お話の中盤でカンニングをしたのは、優等生の狩野操
ということが判明するのですが、優等生が何故?と
いうところがポイントです。

結果的に操がさとみにどういう感情を抱いていたのか
詳細には語られないのですが、手の込んだ方法で
カンニングを、しかも優等生が行った、というところ
が妄想させてくれますね。

文章の真面目さと相まって、良い感じに「百合」妄想
させてくれる作品
でした・・・

しかし・・・残りの2作品は「百合」要素なし。
しかも、さとみが花鳥先生に憧れを抱いていることも
判るし、「百合」的には食べられません。

しかも、花鳥先生がいかにも少女小説に出てきそうな
明晰で優しそうな男性キャラなので、その点も萎え
ますね。「百合」的には。

では総評。

フューシア:わたくしは2点。操ちゃんは絶対「百合」
キャラよ。憧れだけであんなこと絶対
しないわ。でも、その操ちゃんはその後出番なし。
ああ、それが寂しいわ~。

アレサ:私は2点。この作品って真面目っぽいの
が嫌いな人には勧められないよね。
私は真面目は嫌いじゃないけど、「百合」的には
コストパフォーマンスは悪い
よね。

総評:●●○○○★★☆

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