2014年8月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

リンク

« 石仏を見に行ってきた(汗) | トップページ | 「ヒャッコ」1 »

2007.11.19

「けもの +或る同人作家の苦悩。+」

小山たまき・作、サークル「眠社文庫。」刊の同人誌です。

ピークを過ぎてしまった、腐女子同人作家のヰ織が
主人公。ある日、クールな"椰弥"と野生児"のあ"という
二人のワケあり少女と出会い、共に生活するように
なる。二人の少女のおかげで、生きる気力を取り戻す
ヰ織だったが・・・

読後の第一印象は・・・いつもと違った感じの作品
ではありますが、やはり「眠社文庫。」ですね。
暖かくて、ちょっとホロッとくるお話です。

さて、眠社文庫。と言えば「プー荘」シリーズが有名
ですが、今回は「プー荘」よりちょっとリアルなお話
です。

・・・と言っても、突然二人の少女と知り合う25歳の
腐女子同人作家という設定からして、ある意味ファン
タジー
なのですが(汗)なにがリアルって、ヰ織の同人
作家っぷりがリアルなのです。

一時期パロディ漫画で凄くもてはやされるが、ブーム
が去り、調子に乗って買ったマンションの支払いが
不安になる。今後どうやって生きていくか。

そういう重い悩みと、25歳の女性主人公が二人の少女
と仲良くなるというファンタジーがとても良くかみ
合っているのです。

そして、突然の別れ。失恋に似た喪失感。

この辺りも眠社文庫。らしいといいえば、らしい、
王道な展開ですよね。ただ、ヰ織の苦悩のリアルさ
良い具合に効いているので、違和感のある薄さは感じ
ませんでした。それどころか、ヰ織に感情移入して、
少しホロッとさせられました。

この後の展開も、眠社文庫。らしいのですが、やはり
ハッピーエンドの方が良いですよね。

さて、「百合」的には、もちろんヰ織と二人の少女
との関係なのですが、通常はトリオ「百合」は進展
しないものです。でも、この作品の場合はほんの少し
ヰ織が椰弥の方を気に入っている雰囲気があり、その
あたりから妄想をいれると、かなり良い感じの作品
になりそうです(汗)

まあ、薄い同人小説ですが、なかなか楽しめました。
次回作も期待したいですね。

では総評。

フューシア:わたくしは3点。ストレートな「百合」
ではないけれど、奥底に流れているの
「百合」スピリッツだわ。でも眠社文庫。様の
ポテンシャルから言えばこれくらいかしら。
でも、みんなお幸せに!

アレサ:私は2点。何とも同人誌らしい、ベタな
展開だと思うけど、グッとくるものは
あった。薄い同人誌なりにちゃんと楽しめるのが良い。

総評:●●●○○★★☆

サークル「眠社文庫。」作品の感想はこちら。
「プーの一族」#2 虹とダンスと大阪娘。
「プーの一族」#3 夏とパンクとボクらの未来。
「プーの一族」#4 森とおばけと迷子の仔猫。
「プーの一族」#5 飴とカラスと低温火傷。
「冷たい月とゆたんぽの日々」

« 石仏を見に行ってきた(汗) | トップページ | 「ヒャッコ」1 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/705/17124238

この記事へのトラックバック一覧です: 「けもの +或る同人作家の苦悩。+」:

« 石仏を見に行ってきた(汗) | トップページ | 「ヒャッコ」1 »