「咲-Saki-」2
小林立・作、ヤングガンガンコミックス・刊です。
お話は・・・意識的にプラマイゼロであがることが
できる麻雀天才少女・咲が主人公。当初、勝つことを
目的にしていなかった咲だが、ライバルや勝負の経験
から、目覚め始める・・・という内容。
2巻では、全国大会の県予選が始まります。他校の強力
なライバル達との熱戦の火ぶたが切って落とされます。
読後の第一印象は・・・相変わらず可愛い絵と麻雀の
ギャップが面白いです(汗)「百合」的には後退・・・
さて、お話は咲が所属する清澄高校麻雀部の合宿の
一幕から始まります。前回、ライバルを超えて絆を
築いた咲と和の描写が微笑ましくて良いですね。
本編でもこの二人の描写を期待していたのですが・・・
・・・結果的にはほとんどありませんでした(泣)
というのも、麻雀県大会の試合の描写がほとんどで
主人公・咲自身がかすんでいるのです(汗)
まあ、最強の主人公を最初から出す、ということは
この手の勝負漫画ではやりにくいことでしょうが、
「百合」的に後退してしまったのは残念ですね。
あと、私個人として麻雀をほとんど知らないので、
駆け引きの描写が判りにくかったです。従って普通の
漫画としても十分に楽しめなかったというハンデも
ありました。
まあ、純粋に駆け引き描写を楽しむという点では楽し
める作品にはなっています。女性キャラばかりなの
で目の保養にもなりますし、妄想次第では他校のキャラ
で「百合」妄想することは可能です(汗)
和のもう一つの顔を用意していたことや、咲の強力な
ライバル(?)の情報を巻頭の方で出し、実際には一番
最後に出てくる、という引っ張り方は漫画としては
良い演出だと思いました。
では、総評。
わたくしは2点。「百合」的にかなり
後退したのが残念だわ。ミャクが切れた
わけではないので、心配は要らないと思うけれど。
まあ、次巻に期待ね。そのときまでに麻雀を熟知する
ため、脱衣麻雀ゲームをするわ!
なぜ脱衣?
私は2点。駆け引きはよく判らなかった
けど、勝負師漫画のセオリーはちゃんと踏んでいると
思うし、それなりに楽しめたから。
総評:●●○○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「咲-Saki-」1
小林立作品の感想はこちら。
●「FATALIZER」
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咲-Saki 2 (2) (ヤングガンガンコミックス)/小林 立
『咲-saki-(2)』小林立(スクウェア・エニックス、ヤングガンガンコミックス、2007年)
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主な登場人物:宮永咲、原村和、片岡優希、竹井久、染谷まこ... [続きを読む]
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