「はやて×ブレード」7
林家志弦・作、メディアワークス・刊
女子校チャンバラ漫画。第7巻!
天地学園の学園祭終盤から、陰謀渦巻く、終業式の
エキシビジョン戦までが描かれます。
読後の第一印象は・・・あちこち伏線をはって、盛り
上げている印象です。相変わらず楽しい作品ではある
のですが、キャラクターが多すぎてだんだんノリが
判らないような・・・(汗)
この作品って、だんだん判りにくくなってきていま
すよね。
キャラクターを増やすのは良いし、それぞれのキャラ
は魅力的なのですが、主人公カップル、はやてと綾那
の影がだんだん薄くなって来ている印象なのです。
登場人物が多いからこそ、主人公達にポイントに
なって欲しいのですが、それが効果的に働いていない
ような気がします。
はやては馬鹿キャラだし(汗)、綾那は地味なので、
普段は「ちょっかい」程度しか絡まないし、さらに
この二人は久しく闘っていないし・・・
という事情もあるのでしょうね。
ただ、主人公が動かなくても、面白い格闘漫画は過去
にも沢山あるわけで、一概に悪いとは言えないの
ですが・・・でも、林家志弦氏がちゃんとコントロー
ルできているのか、ちょっと心配になってきます。
ただ、7巻後半になってきて、ちょっとした伏線が多く
なってきているし、それが発動し、ドラマチックな
展開になるということも十分考えられるし、物語と
しては8巻に期待しましょう。
で、「百合」的には・・・今回も刃友どうしのちょっ
としたやりとりが、二人の絆を感じさせるシーンが
多いです。
そういうところが、容易に妄想の誘ってくれます。
ある意味、この作品の核心部分かも知れませんね。
今回は、神門玲&祈紗枝の過去の話が、読み所です。
この二人は見た目が「お似合い」な感じが良いですね。
では総評。
わたくしは3点。「百合」度低めだけ
れど、前回よりは持ち直しているわ。
でも、あともう一歩欲しいわ~。妄想も良いのだけれ
ど・・・
私は1点。伏線が有効に機能してくれば、
もっと面白くなると思う。もともと面白い
要素は多い作品なので、今後の展開に期待。
総評:●●●○○★☆☆
このシリーズの感想はこちら。
●「はやて×ブレード」1
●「はやて×ブレード」2
●「はやて×ブレード」3
●「はやて×ブレード」4
●「はやて×ブレード」5
●「はやて×ブレード」6
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