「アップル・デイ・ドリーム」1
城之内寧々・作、一迅社百合姫コミックス・刊
コミック「百合姫」に連載中の4コマ漫画の単行本化
です。
お話は・・・ヴィクトリアンクラシカルをテーマにし
たアパレル会社(ブランド)、アップル・デイ・ドリーム
を舞台に、見習いデザイナーの薫と巨乳の売り子・由真
のラブコメ4コマです。
読後の第一印象は・・・雑誌連載でも読んでいたんです
が通して読むと印象が違いました。意外と味があって
良い感じに思えました。
この作品「百合姫」に掲載されているときは、「百合」
的にも微妙だし、コメディ4コマとしても微妙だなあと
思っていたのですが、通して読むと、なんだか好印象
でした。
まず、薫と由真って、こんなにイチャイチャしていた
んだ・・・と再認識(汗)なんというか、本当に二人だけ
でイチャイチャしていますよね。
普通のイチャイチャではなく、「トムとジェリー」の
ように、追いかければ逃げる、離れると近づくという
物理法則があって、その中で、恒星と惑星のように
イチャイチャしている・・・というか(汗)
# 余計判りにくいか(汗)
あと、由真はいわゆるツンデレなのですが、良くある
判りやすいツンデレではなく、あるときはツンツンだ
しあるときは、微妙にデレだし、あるときは薫に真摯
にデザインの提案を出したり。一筋縄ではいかなそう
なところが、リアルで良いなあ、と思いました。
個人的に一番好きな4コマは「6th day」の"だから"
ですね。これ、とっても良いです。こういう、二人で
つくる、という感じが甘やかで、ポジティブな期待に
満ちていてとても良いです。
コメディとして、凄く面白いネタは少ないのですが、
ヴィクトリアンクラシカルなコスチュームがなかなか
凝っていて面白いです。4コマ毎に服装が違っていたり
と、なかなか労作の4コマ漫画だと思います。
あと、アパレル会社としてのアップル・デイ・ドリーム
も変ではあるけど、妙にリアルなところもあって、なか
なか良い味付けだと思いました。
では、総評。
わたくしは5点。薫ちゃんと由真ちゃん
って良いカップルよね。見た目のギャップ
も良いし、ちょっとすれ違いながらも、イチャイチャ
出来るのも良いわ。まるでわたくしとアレサちゃんの
ようね!
・・・どこがよ?!
私は2点。デザインワークとかコメディ
以外の点で面白いところは多いけど、4コマとしては
もう少し、という感じだよね。でも、後半ほど良い感じ
なので、今後の展開に期待。
総評:●●●●●★★☆
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