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2008.03.05

「みすてぃっく・あい」

一柳凪・著、小学館ガガガ文庫・刊

オビに小さく「幻想百合ミステリー」と書かれていた
のを見逃さず、買った作品です(汗)さて・・・

お話は・・・主人公・蝶子は女子校の美術部の部員。
蝶子を含め、4人の部員は年末を寮で過ごすことにし
ます。そこから始まる、奇妙で幻想的で痛くて切ない
物語・・・という内容です。

最初の内は、友桐夏氏の「リリカル・ミステリー」
シリーズ(コバルト文庫)を思い起こさせました。
複数の女の子が、あまり広くない空間で、濃厚で時に
妖しい会話劇をするという展開は似ていますね。

「リリカル・ミステリー」も結果的にはそれほど
「百合」では無かったので、この作品もそのレベル
だろうと思っていたのです。

・・・ところが。
ちょうど中間辺りから、状況は一変します。

そして・・・な、なんと、ガチ三角関係ものの様相を
呈していくのです!!
(もちろん登場人物は女の子4人なので、そのうち3人
の三角関係なのです)

こ、これは凄いことになるかも!!と思っていたのです
が・・・程なくして・・・あれあれ?!
だんだん風向きがおかしな方向に・・・

まあ、そういう一連の流れを楽しむことはできるので
ネタバレはしませんが・・・結果的には、実に惜しい
作品
でした。

あと、この作品、文章は達者なのですが、どことなく
文学少女が頑張って書いた、と思えるような"青い"
ころが散見されます。

あと、ほんの少し破綻している?と感じるところもあり
ます。この手の本格幻想ものを描くには、まだ技術が
足りないのかなあ・・・と思えるところもありました。
(だから小学館ライトノベル大賞「期待賞」なので
しょうが)

ただ、青い文体といい、この作品で表現したかった
ことと良い、個人的には嫌いじゃないです。
・・・ということで、「百合」的にも次回作に期待!

では、総評。

フューシア:わたくしは4点。ああ、惜しかったわ~
惜しかったわ~惜しかったわ~。
この作品は、どこに(誰に)感情移入して良いもの
やら判りにくいのよね。中盤の甘くてドキドキの
ところはとても良かったのだけれど~!でもでも、
次はきっとやってくれるわ!「百合」メイド支援!!

アレサ:私は2点。青いよねこの作品。ただ、あの
吉屋信子先生の初期作品「屋根裏の
二處女」
もどことなく青いところがあったし、この作品
にもちょっと通じるところがあるように感じるな。
私はフューシアみたいに楽観主義じゃないから、この
作家がこのまま「百合」作品を書くとは思いにくいけど、
ライトノベル作家として次回作に期待したいね。

総評:●●●●○★★☆

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