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2008.04.03

「征服娘。」

神楽坂淳・作、集英社スーパーダッシュ文庫・刊

「大正野球娘。」の神楽坂淳氏の新作です。
大航海時代(?)のヨーロッパらしい場所が舞台です。
主人公・マリアは高級貴族にして貿易を営む一家の末娘。
しかし、マリアには不満があった。それは・・・
この作品はマリアの野望と目的達成のための行動を描い
た作品です。

お話は・・・良い作品です。その辺のライトノベルには
ない、ノベルとしてのストイックさを感じます。
「百合」的にはガチではないですが、期待させます。

「大正野球娘。」もそうだったのですが、神楽坂淳氏は
ライトノベル作家としては珍しく多くの歴史資料を使っ
て世界を固く構築している
作家ですね。

本編はイラストから感じる印象とはかなり異なり、作者
真面目さ自信がうかがえる作品になっていると思い
ます。それでいて、ライトノベル的な柔らかさも持ち合
わせているし、確かに「大型新人」という実力は感じ
ますね。

お話も巧いです。マリアは非常に大きな野望を描く貴族
の娘なのですが、あるところでは箱入り娘らしい脆さも
見せるし、貴族的な高邁さもある良いキャラなのです。
この娘が親族を殺してでも野望を達成しようとする
・・・という強さと危うさ、そして駆け引きを巧く表現
していますよね。

で、で。「百合」的には・・・なんと言ってもマリアと
マリアの侍女にして親友のアッシャの関係が良いのです!

アッシャは奴隷という立場。侍女を虫けら同然と考える
貴族も多い中で、マリアはアッシャを信頼しているし
アッシャを悪く言う者には攻撃しようとする。さらに
目的達成は二人でと考えているのも実に良いです!

アッシャもマリアに忠誠を誓いながらも、進言したりも
するし・・・こういう主従関係って良いですね~。
ガチ「百合」ではないのですが、個人的に一番好きな
パターンです!

2巻に期待です!

では、総評。

フューシア:わたくしは3点。「百合」としての踏み
込みはもう少しだけれど、スジが良いの
よ。「百合」として。期待するなという方が無理だわ!

アレサ:私は3点。世界観と言いキャラクターと
言い、ノベルとしてとても良くできた
作品だった。でも、良い作品が続くとは限らないのが
ライトノベルの世知辛いところ・・・続いて欲しいな。

総評:●●●○○★★★

神楽坂淳氏の作品の感想はこちら。
「大正野球娘。」

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コメント

面白そうなお話ですね。
特に。
>多くの歴史資料を使って世界を固く構築している作家

というところが歴史好きとしてはそそられますね。
機会があったら読んでみますかね。
キャラは……わたしは下町娘っぽいほうが好きなのですが(笑)。

コメントありがとうございます。
★べにすずめ様

>機会があったら読んでみますかね。

ぜひどうぞ。
べにすずめ様の好みに合えば良いですが。

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