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2008.04.09

「マリア様がみてる キラキラまわる」

今野緒雪・作、集英社コバルト文庫・刊

「マリア様がみてる」30巻目(32巻目)の感想です。

お話は・・・「三年生を送る会」の後、みんなで遊園地
に行くことに。でも、遊園地に着いた面々は何故か
ご機嫌ナナメだった・・・というお話。

読後の第一印象は・・・「マリア様がみてる」って
やっぱり良いですね。今回珍しく、多数の人間を同時に
描いている
のですが、険悪だった全体の雰囲気がだん
だん和やかになる過程がとても良く描けています。
「百合」的にも良い感じです。

今回、ここに来て新たな事実が明らかになります。
まあ、某キャラの家庭の事情のことです(汗)

一見パッと出の設定のようにも思いますが、実は最初
から考えられていたのでは?と思っています。

某キャラがずっと抱いていた"闇"はこの設定があった
からこそではないでしょうか。実家があれだからより、
説得力があると思うのですよね。

作者はこちらの設定を先に考えていたけど、あまりと
いえばあまりの設定なので、敢えて抑えていたのでは
ないか。

それなら、どうして今頃?それは作品が大詰めだから
・・・などと考えを巡らせてしまいました。

「百合」的には志摩子と乃梨子、蔦子と笙子の関係が
とても良かったですね。今回、この2カップルにはこの
作品の根底にあるエスものとしての良さ
を、改めて
味わわせてくれたように思います。

2カップルとも味があって、「百合」好きとして堪能できた
と思います。

個人的には祐巳と祥子さまカップルも大好きなのです。
今回は楽しい舞台だったにも関わらず、「百合」的
にはそれほど目立ちませんでしたね。
ちょっと残念なのですが、これも大詰めのためにセーブ
しているような気がしてしまいました。

そして、最後の"キラキラ"。楽しいけれど、はかない
時間。しんみりするシーンですが、なんとも味があっ
て、この作品とつき合ってきた10年にちょっと想いを
馳せてしまいました。・・・まあ、それはまだ少し
ばかり早いかも(汗)

では、総評。

フューシア:わたくしは4点。志摩子ちゃんと乃梨子
ちゃんのしんみりカップルと蔦子ちゃん
と笙子ちゃんの初々しいカップル。どちらも良かった
わ~。この作品らしいエスを久しぶりに味わった感じ
だわ。

アレサ:私は3点。楽しいけど、もの悲しいのって、
私は好き。はかない美しさがとても
実感できるカタチで表現されていたよね。この辺、
今野緒雪先生の巧いところだね。

総評:●●●●○★★★

シリーズの感想はこちら。
「マリア様がみてる イン・ライブラリー」
「マリア様がみてる 特別でないただの一日」
「マリア様がみてる チャオ ソレッラ!」
「マリア様がみてる バラエティギフト」
「マリア様がみてる 妹オーディション」
「マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ」
「マリア様がみてる 未来の白地図」
「マリア様がみてる くもりガラスの向こう側」
「マリア様がみてる 仮面のアクトレス」
「マリア様がみてる イラストコレクション」
「マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵」
「マリア様がみてる クリスクロス」
「マリア様がみてる あなたを探しに」
「マリア様がみてる フレーム オブ マインド」
「マリア様がみてる 薔薇の花かんむり」

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