「ひとひら」5
桐原いづみ・刊、双葉社・刊
アニメ版の鑑賞は終わってしまいましたが、原作はまだ
まだ続いています。
あがり性のくせに演劇研究会に入会してしまった、麦と
仲間達の楽しくてほろ苦い青春演劇ストーリー。5巻目。
お話は・・・2年生になった麦は演劇部で活動を開始
します。新しい仲間たちに囲まれ麦は徐々に変わり始め
る・・・という内容です。
読後の第一印象は・・・卒業した先輩達の存在はやはり
大きかったですね。「百合」的にも低空飛行です。が?
やはり麦って主人公をハるには薄いですよね(汗)
この巻の序盤はつくづくそう感じました。
作者もそれが判っていたのでしょう。序盤は卒業した
野乃たちが(主に麦の回想シーンで)ちょくちょく登場
します。
そんな中、本編の主人公・麦は徐々に変わっていきます。
このあたり、青春ドラマしていて悪くないです。
「百合」的には、演劇のキャストを巡って、麦とちとせ
がオーディションをするところが、少しミャクが出てき
た?と思ったら・・・こともあろうに武田(麦の後輩♂)
がに麦に告白するし・・・。
・・・というわけで、「百合」的にはまだまだ挽回しま
せんね。
ただ、「第36幕」でちとせが意味深なリアクションを
している点に注目です。
これはミャクなのか?!だったら嬉しいですが・・・
では総評。
わたくしは1点。でも光明は見えているわ!
ちとせちゃんは麦ちゃんラブに違いない!
わたくしが言うのだから間違いないわ!6巻に期待ね!
そりゃ楽観的すぎるよ。わたしは2点。
青春漫画としては良い感じではある。作画
も安定感出てきたし。でも、演劇部の面々が少し薄いの
が残念。
総評:●○○○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「ひとひら」1
●「ひとひら」2
●「ひとひら」3
●「ひとひら」4
桐原いづみ作品の感想はこちら。
●「ココノカの魔女」
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