「ひだまりスケッチ ようこそひだまり荘へ」
日暮茶坊・著、蒼樹うめ・原作、芳文社KR文庫・刊
実は原作は未読なのですが、アニメに続いて小説版も
鑑賞しましたので、レビューいたします。
読後の第一印象は・・・正直4コマをノベルにすると
いうコンセプトには疑問を持ちますが、まったり
ハッピーな雰囲気は良いと思います。「百合」的には
・・・アニメには及ばなかったかな。
まず、お話の構成がちょっと考えられていて良かった
と思います。アニメのような時間軸をバラバラにする
というのも面白かったのですが、ノベル版では小説
らしい演出をしています。
(最終話で1話のことを思い出すシーンがあるのです)
「百合」的には「第二章 課題『人物画』」がちょっと
良いですね。アニメ版ではなぜかOPにしかなかった
沙英がヒロを押し倒すシーンがあります(汗)
それと、この二人の友情を超えた(?)と思わせる描写も
ありました。ただ・・・アニメ版より薄いかな・・・
という印象を持ちました。
アニメしか鑑賞していない私ですが、アニメで良いと
思ったまったりハッピーな雰囲気は十分出ていたと
思うし原作の味は失っていないのではないでしょうか。
でもアニメで感じたヒーリング感は無かったです。
では総評。
わたくしは1点かしら。沙英ちゃんとヒロ
ちゃんの良いシーンはあるものの、もう
一つ踏み込みが足りないのよ。残念だわ。
私も1点。悪くはないけど良いところも
少ないよね。原作再現を考えすぎじゃな
いかなあ。アニメ版くらい独自路線でやればいいのに。
でも、アニメ版はあの監督がいたればこそだから・・・
普通のノベル作家では難しいかもね。
総評:●○○○○★☆☆
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