「鋼鉄の白兎騎士団」VI
剣と魔法の世界。女性ばかりで構成された白兎騎士団
の物語。シリーズ6巻目です。
今回のお話は・・・大幅減してしまった団員を補充する
ため、新人試験が行われることに。そこに、前回副団長
レフレンシアに手傷を負わされた敵の雇われ偵察員の
アスカがやってくる・・・
読後の第一印象は・・・相変わらず男っ気は少ないです
が「百合」っ気も少ないですね(汗)
1巻の序章でガブリエラが団長になり、どこかの国と戦争
になっていることが描かれているのですが、やっとその
状況に近づきつつあります。お話としては急激に盛り上
がる前段階という感じで、わくわく感がありました。
それにしても、こんなの女性キャラばかりなのに、「百
合」っ気がないのは、何故だろうといつも思っていたの
ですが・・・
(正確には3巻には「百合」っ気あります)
今回答えらしいものを見つけたので、書いておきます。
舞阪洸氏は女の子達のキャッキャ、ウフフが大好き
なんだ!(汗)
# そういえば4巻にも似たようなことを書いたか(汗)
女の子達の楽しげで華やかな会話を聞いているだけで
幸せな気分になる、というのは判らないではないですね。
この巻も相変わらず、登場人物は女性戦士でありながら
会話ではあちこちに話題が飛んだり、誰かをおもちゃに
したり、ある意味リアルな女の子達の会話が展開され
ます。
最初の内、策士ガブリエラの頭脳戦という意味合いが
強かったのですが、現在では女の子達の会話の楽しさ
に比重がかかってきているように思えます。
まあ、それも良いのですが、もう少し「百合」っ気が
あれば・・・と思うと本当に残念ですね。
舞阪洸氏は自分でもそういうのをやれないという自覚が
あるのでしょうね。だから敢えてやらない。
作品からはそういうメッセージが伝わって来るようにも
思えます。
では総評。
わたくしは1点。ああ、「百合」っ気が
欲しいわ。そこまで望まなくても「百合」
妄想できるウエットな関係性が欲しいのよ。
レフレンシアちゃんと故マリエミュールちゃんは最初
からそういう雰囲気を持っていたから期待がもてたの
だけれど、今そういうキャラクターがいないのよね。
私は2点。まあ、並のラノベの水準は
毎回超えていると思うし、楽しめるし、
作品としては好きだけどね。
総評:●○○○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「鋼鉄の白兎騎士団」I
●「鋼鉄の白兎騎士団」II
●「鋼鉄の白兎騎士団」III
●「鋼鉄の白兎騎士団」IV
●「鋼鉄の白兎騎士団」V
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