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2008.08.01

「塔の町、あたしたちの街」2

扇智史・著、ファミ通文庫・刊

1巻が出てから1年以上経過して、2巻が発売されました。
1巻は「百合」的な印象は良かったので期待していた
作品です。

お話は・・・「歪気」と呼ばれる不思議なエネルギー
物質が大気に満ち、そのため独特の社会構造を形成して
いる"積野辺"が舞台。今回は主人公・西条なごみが捨て
を拾ったことで、物語は意外な、そして戦慄の終焉
迎えます・・・

読後の第一印象は・・・昨年「バニラ」を今年最大の
問題作と書いたのですが、この作品はその上を行く
問題作だと思います。

いや~、まさかこんな救いのないラストを迎えるとは。
映画版「イデオン」の方がまだ救いがあるような気が
します(汗)

普通のラノベではどちらかと言えば当たり障りのない
展開をすることが多いのですが、この作品は本当に
ガッツンといきます(汗)

普通はそれはそれで、楽しませてもらったと思える程度
には、心の余裕もある(ハズ)のですが、この作品の場合、
主人公がああいう行動をとった説得力が皆無だと思う
のです。

それだけならまだしも、それを正当化出来るような魅力
を主人公に感じないし・・・本当に悪魔の所行と言った
方がまだ納得できます。

確かに、なごみの親友だった華多那がいなくなったこと
で、なごみの悪魔的な本性が発現したという展開を狙っ
たのは判らないではないのですが、文章力、展開力等々
足りないものはかなり多かったと感じました。

# 扇智史氏は決して下手なラノベ作家ではないと思って
# いるのですが、それでもなお、です。

「百合」的にはある意味、良い方向に「化けた」と言え
なくもないのですが、この救いのない展開では喜ぶもの
も喜べませんでした。前述したとおり、なごみに感情
移入できない、というマイナスも大きいですし。

ただ、個人的には最後まで「百合」的な志向を感じた
点では評価したいです。(ガチではないですが)

では、総評。

フューシア:わたくしは4点。なんて痛い展開なの(泣)
最後、なごみちゃんだけが○○なのも
救われないのよね・・・。華多那ちゃんの愛情の深さ
だけで4点つけたわ。

アレサ:わたしは2点。正直言って「おすすめ
できない作品」だけど、驚かせてもらっ
た(楽しめた)のは事実だから。もう少し説得力があっ
たら傑作なのだけど。扇智史先生の次回作に期待。

総評:●●●●○★★☆

このシリーズの感想はこちら。
「塔の町、あたしたちの街」
扇智史氏の他作品の感想はこちら。
「春は出会いの季節です アルテミス・スコードロン」
「永遠のフローズンチョコレート」

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