「でじぱら」3
髙木信孝・作、メディアワークス・刊
ふとしたことでAVの精霊に出会ってしまった松下けんじ
(♂)が主人公(?)。大学のAV部に入部すると、3人のマニ
アな女の子達がいて・・・AVマニア漫画第3巻。
読後の第一印象は・・・ここのところのAV業界の激変を
受けて、内容的には面白くなってきてはいます。
でも「百合」的には全くありません・・・
髙木氏って本当にAVマニアなのですね。なんというか
他の作品に比べて活き活きしているような印象があり
ます(汗)
また、ここのところAV業界の話題が多いので、内容的
にも興味深いものになってきていますね。解説もしっか
りしていますし。
私はAVマニアと言うほどではないのですが、AV情報サイ
トを良く読むことが多いので、今回のお話はほとんど
予備知識があったのですが、知らない人はどれほど
ついてきているのでしょうね(汗)
あと、個人的にはAVの技術的な面も興味あるのですが、
どちらかというと政治的な面の方が面白く感じている
ので、そちら関係の話題が少なかったのはちょっと残念
かも。
B-CASとかダビ10とか著作権とか隣接権とかそういう
もっとダークな所に切り込んで欲しいですね。それこそ
「MMR」みたいに(汗)
# 「株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシス
# テムズの役員のうち○○人が総務省の天下りなんだ!」
# 「な、なんだってーー!」
# みたいなノリで(汗)
・・・っと。「百合」から離れてしまいました(汗)
でも、この作品、「百合」的にはほとんど見るところが
ないのです。髙木氏の作品にしては珍しく、男女の恋愛
要素も少しあるし・・・
あと、メインの女性キャラにもAV談義をさせないといけ
ないので「百合」が入り込む余地があまり無いのですよ
ね。作品の方向性としてしょうがないとはいえ、残念。
では、総評。
わたくしは今回も0点だわ。女性キャラは
いるのに、もう少しウエットで甘やかに
して欲しいわ~。ところで、髙木先生って女性キャラの
腰のくびれを描くの下手ねぇ。男性作家とは思えない
くらいだわ・・・
私は2点。ノリや技術談義は嫌いじゃない
けど、こういうお話はネット上ならどこ
でも読めるし、やるのならもっと濃~いネタにして
欲しいなあ。
総評:○○○○○★★☆
このシリーズの感想はこちら
●「でじぱら」1
●「でじぱら」2
髙木信孝作品の感想はこちら
●「@ホーム~姉妹たちの想い~」
●「マギーペール」1
●「マギーペール」2
●「PURE まりおねーしょん」2
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