「BLUE DROP 天使達の戯曲」Vol.2
宇宙人の少女・萩乃と地球人の少女・マリのリリカル
な友情(?)を描いた作品。第二巻(4,5話)の感想です。
マリがチンピラ達にさらわれピンチ!の4話。
マリと同寮の朱音と彼女の父親の絆が描かれる5話。
読後の第一印象は・・・この巻はこの作品の泥臭さ
がマイナスに働いた感じですね。
前巻はこの作品の泥臭さというか、どこか垢抜けない
感じがとても良い感じだったのに、今回はどうも
マイナス効果を生んだ印象です。宇宙船同士の戦闘
シーンがあったり、アクション多めだったからかも
しれません。
やはりこの作品(というかスタッフ)はアクション向け
じゃないですよね。アクションはそれなりに高度な
作画が必要ですから・・・
「百合」的にも表面上それほど進展はないのですが
DVDの裏のアオリ文句はなかなか良いですよ。
「あんなことをされたのに心を占めるのはあの人の
ことばかり」!
今回は「百合」蛇口は小出しでしたが、この文句だけ
でも救われた感じです。
・・・といいつつ、素直になれないマリがちょっと
ガサツな言動をするところなんて、伏線として良い
なあと思いましたが。
あと、オーディオコメンタリはなかなか興味深かった
です。とくに大倉監督の乙女回路のところが(汗)
やはり中の人の他愛のないおしゃべりより作品に思い
入れのある人が語ってくれた方が嬉しいですよね。
ライナーノーツの漫画版も良い感じですよ。
では総評。
わたくしは3点。今回少し低調だったわ。
でも、この作品のポテンシャルは本物
だから、あとは上るしかないのよ!
私は・・・1点。ちょっと厳しいかも
しれないけど、この作品はこんなもの
じゃないだろうと思うから、敢えて1点。でもこの
段階で萩乃の正体を明かすとかは良い判断だと思う。
総評:●●●●○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「BLUE DROP 天使達の戯曲」Vol.1
原作の感想はこちら。
●「BLUE DROP 吉富昭仁作品集」
●「BLUE DROP ~天使の僕ら~」1,2
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