「BLUE DROP 天使達の戯曲」Vol.3
宇宙人の少女・萩乃と地球人の少女・マリのリリカル
な友情(?)を描いた作品。第三巻(6,7話)の感想です。
補修授業が切っ掛けでマリが裕子先生に惹かれる、6話。
夏休み。船津寮長の実家に遊びに行くマリたち。7話。
読後の第一印象は・・・前巻よりは持ち直した印象です
が、「百合」的にはまだ夜明け前という印象です。
6話。萩乃とのギクシャクもあってか、単に黒髪の
お姉さんが好きなのか(汗)マリは裕子先生に惹かれて
いきます。
その裏で瀬戸内海を舞台に宇宙戦艦がバトル、という
展開はアニメ的になかなかぶっ飛んでいて面白かった
ですね。戦闘シーンも前回よりは様になっていたように
見えました。
7話は原作の吉富氏の脚本です。これが思った以上に
泥臭い展開なのです。萩乃がマリに渡そうとした貝殻
をツバエルに渡してしまう、という意味深な展開もあり
ます。
オーディオコメンタリでは吉富氏がこの件に語って
いるのですが、原作とアニメの関係がよく判って、
非常に興味深い内容でした。
先に貝殻をツバエルに渡したことを意味深と書いたの
ですが、吉富氏はそういう風に思ってなくて?、どち
らかというと沢城さんの方が気にしていた、というの
も面白いですね。
まあ、「百合」的にここ!というシーンは少ないの
ですが、ちょっとした意味深なシーンや、原作者の
意見を聞くことができるという点で、第3巻はかなり
面白かったです。
あと、作画も安定してきた印象です。
では総評。
わたくしは3点。伏線になるかどうかは
微妙だけれど、意味深なシーンが良い
感じだったわ。「百合」的にはまだまだだけれど、
花咲く直前という予感がし出したわ。
私は2点。前巻から持ち直したけど、作品
以上にオーディオコメンタリが面白かっ
たね。なんだか吉富先生が沢城さんに懺悔している
ようにも聞こえたけど(汗)
総評:●●●○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「BLUE DROP 天使達の戯曲」Vol.1
●「BLUE DROP 天使達の戯曲」Vol.2
原作の感想はこちら。
●「BLUE DROP 吉富昭仁作品集」
●「BLUE DROP ~天使の僕ら~」1,2
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