「バンブーブレード」七、八本目
剣道に打ち込む少女達の、スポーツコメディ漫画の
アニメ版。7,8巻(18~23話)の感想です。
インターハイ県北予選が終了。予想外の敗北を喫した
ものの、次の大会への士気は高まった室江剣道部。
しかし、都にはキャリー西川、珠姫には鈴木凛という
強力なライバルが現れる!という怒濤のスポーツ漫画
展開です!
鑑賞後の第一印象は・・・ああ、原作を読んでなくて
良かった、と思いました。読んでいたらオリジナル
展開を素直に楽しめなかったかも。
19話以降はオリジナルストーリーです。いままでゆるめ
のコメディ面が多かったのですが19話以降、コメディで
ありながらも、少しリアル調の展開になっていきます。
剣道部の雰囲気が良くなってきたのもあって浮かれて
いたメンバーに、冷や水をぶっかける展開になります。
今まで圧倒的な強さを誇っていた珠姫が凛というアニメ
のオリジナルキャラに手痛い敗北を喫するのです。
個人的には、シビアなスポーツ漫画展開として、なか
なか面白かったのですが、原作のファンはこれを納得
したのだろうか・・・と少し心配してしまいました。
原作を読んでいないので何とも言えないのですが、原作
のゆるい部分が好きなファンはさぞびっくりしただろ
うな・・・
でも、さっきも書きましたが個人的にはとても面白かっ
たです。倉田英之氏といえば個人的には「バトルアス
リーテス大運動会」を思い出しましが、あの冷たさと
熱さがよみがえった気持ちがします。
ただ「大運動会」のようなストレートな「百合」は
ありません(汗)
まあ、「百合」のことを忘れてしまうほど怒濤の展開
だったし、楽しめたので、良しとしますか。
礼美がちょっと出てきたことと、次回予告に登場した
こと、2年生二人の仲が良さそうなだけでも救われまし
た。
では総評。
わたくしは1点。礼美ちゃんをもっと出し
て~(泣)
って、言うのはそこかっ!
私は3点。原作をこういう風に料理した
度胸は評価したいね。あと、珠姫って主人公なのにどこ
となく薄いキャラだから、こういう話を作りたい、と
いうスタッフの気持ちはよく判る。実際、なかなか興味
深い作品になっていたと思う。
総評:●○○○○★★★
このシリーズの感想はこちら。
●「バンブーブレード」一、二本目
●「バンブーブレード」三、四本目
●「バンブーブレード」五、六本目
« 「エル・カザド」10 | トップページ | 「武林クロスロード」3 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント