「咲-Saki-」4
小林立・作、ヤングガンガンコミックス・刊です。
清澄高校麻雀部に所属する天才麻雀少女、"咲"と仲間
たちの闘いを描く、本格美少女麻雀漫画です。
全国大会の県予選はいよいよ副将戦。原村和が満を持し
て登場!しかし、意外な闘いに・・・
というお話です。
読後の第一印象は・・・う~む。どう見てもパンツ
穿いていませんね・・・(汗)
なんだか、だんだんギリギリの表現になっていたの
ですが、今回は全く穿いている感じしませんね!(汗)
特に、引きの絵だと丸見え(!?)と思ってしまいます。
・・・まあ、これは一見、単なるサービスのように思え
るのですが、実は狙い?と思ってしまいました。
というのも、2巻以降、県大会予選の長~い心理戦の
演出が多いので、ちょっと単調になっている印象がし
ます。それを作者も判っているのでしょうね。パンツ
もそうなのですが、あまり意味なく背景が超リアルに
なったり、一種独特の面白い表現方法があちこちに
見られて、それだけでも面白いです。
さて、「百合」的には・・・
まあ、今回も麻雀の戦いがメインなので、ガチという
ワケではありません。
しかし、主人公・咲と和をはじめ、龍門淵高校の透華
と一や、鶴賀学園の桃子とゆみなど、良い関係の
カップリングがあちこちにあって、それはそれで嬉し
いものです。
「百合」として多くは語らないですが、気持ちよく
妄想に誘ってくれます(汗)
(逆に語らないのが良いのかも?)
ただ、やはり2巻以降主人公の影が薄すぎですよね。
5巻ではいよいよ咲の闘いが始まるわけだし、和との
関係の進展(?)も含めて、期待したいですね。
では、総評。
わたくしは3点。「百合」要素がちりば
められているのは良いのの~。でも、
わたくしとしては本命が欲しいわ~。ガチ「百合」
キャラ登場しないかしら~。
私は2点。麻雀はよく判らないけど、見て
いるだけで面白い工夫がされているのが
巧いね。単調なのはマイナスと感じるのだけど、そう
言うところが、ある意味、正統派麻雀漫画と言えるの
かも?
総評:●●●○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「咲-Saki-」1
●「咲-Saki-」2
●「咲-Saki-」3
●CD「咲らじ-清澄高校麻雀部-疾風編」
小林立作品の感想はこちら。
●「FATALIZER」
« ドラマCD「春夏秋冬 逆襲の赤ズキンチャン」 | トップページ | 「帝国の双美姫」Volume1 »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 「咲-Saki-」4:
» 『咲-saki-(4)』 小林立 [Kirsche-box]
咲 -Saki- 4 (ヤングガンガンコミックス)/小林 立
『咲-saki-(4)』小林立(スクウェア・エニックス、ヤングガンガンコミックス、2008年)
――――――――――――――――――――――――――――――
主な登場人物:宮永咲、原村和、龍門渕透華、国広一、加治木... [続きを読む]
今、香港にいるんですが「咲」は麻雀という、中国人にとって身近な娯楽をテーマにしているからか、よく中国語版のコミックスを本屋や雑誌スタンド等で見かけます。
それだけ「麻雀漫画」として評価されているということでしょう。 百合漫画として評価されているかは‥‥謎ですけど。
(そもそも百合というジャンルがあるのかすら謎である)
投稿: 通天 閣男 | 2008.11.11 01:41
コメントありがとうございます。
★通天 閣男様
香港!元ローディスト(「Fanroad」の読者)の私として
はある種の憧れがあります。香港や台湾は。
本場の排骨飯とかマンゴープリンとか食べたいです(汗)
>「咲」
漫画やアニメ作品が流通するのは本当に早いですね。
正規かどうかはアレですが(汗)
>(そもそも百合というジャンルがあるのかすら謎である)
ちょっと探したら、以下のようなブログがありましたよ(汗)
http://blog.goo.ne.jp/qooalex83/e/badb62e994fb4fe156e220217fea08ac/?ymd=200804&st=0
このあたり、さすが香港というか(汗)
20年近く前の「Fanroad」でも日本の漫画やアニメの
海賊版が流通していることが書かれていたので、現代
香港の漫画文化は相当のものでしょうね。
投稿: 虚人ねこ | 2008.11.11 23:25
ゲゲボツアーですね。 当時は行きたかったなぁ(笑)。
僕も元ローディストです。 しかも元文章投稿者(^_^;)。
まぁ没常連でしたけどね。
それはさておき、3年前に台湾に行った経験と併せてみると、中華圏内におけるオタク趣味の発信地は明らかに台湾で、そこから香港を経て波及している感じをうけます。
昨日、香港のオタクショップの漫画本を覗いてきたのですが、8割ぐらいは台湾の出版社でした。
海賊版は昔のような露骨なものは数が減りましたが、まだ健在です。 某DVDショップで「マリみて」のDVDセットの表紙が同人作家の絵だったのには(心の中で)噴きましたよ、ええ。
ちなみに教えていただいたBlogは、現地のメイド(コスプレ)喫茶のリサーチに使わせていただいたところだったりします(^_^;)。
それでも一軒、まわることができず悔しい思いをしてますが。
さらに付け加えると「咲」には、香港版と台湾版があり、それぞれタイトルも違います(香港版の方がオリジナルに近い)。
いったいスクエニはどういう版権の売り方をしてきているのだろうか。
そしてMaiden's Garden3のレポまだー と言ってみたり(ぉ。
投稿: 通天 閣男@今日帰国 | 2008.11.12 02:27
コメントありがとうございます。
★通天 閣男様
>ゲゲボツアー
私も行きたかったクチです。
しかし、大人になっても海外旅行さえしていないの
でした・・・(汗)
私は変なところで几帳面なので、海外より日本制覇の
方が先!とか思っているのです・・・(汗)
>海賊版
やはりまだ多いのですね。
「百合」もネット上の海賊版とか多そう(汗)
でも、日本以外で「百合」作品が出てくる芽がある
とも言えるわけだし・・・その期待はしたいですね。
>教えていただいたBlog
ご存じでしたか。主はかなりのオタクですよね。
日本の普通のオタク以上かも。
>さらに付け加えると「咲」には、香港版と台湾版があり
へー。それ以前にスクエニは出版物の海外展開している
のでしょうか??
・・・と思ってググったら、アジア拠点があるようですね。
ということは、やはり売り方の問題かな?
>Maiden's Garden3のレポ
実は、メールでもリクエストいただいています(汗)
も、もう少しお待ちください(汗)
投稿: 虚人ねこ | 2008.11.13 01:13