「のののリサイクル」2

云熊まく・作、綾見ちは・作画、芳文社・刊

先日3巻(最終巻)が発売されましたが、本日は2巻の感想
です。

お話は・・・幼なじみの癒花とヒカル。そして幼女型
アンドロイドの"のの"の学園ハートフルコメディ漫画。
今回、前半は肝試ししたり、イベント中心のお話。
後半は、ののと同じ研究所から、もう一体のアンドロ
イド・エミュリがやってくる・・・という展開です。

読後の第一印象は・・・絵は可愛いのですが、思った
ほど「百合」的な進展は少なかったです。

絵は可愛いです(汗)
男性キャラも登場するのですが、ほとんど絡まないの
で、そういう点では安心して鑑賞することが出来ます。

ただ、意外なほど「百合」的な進展がないのです。

前回、良い友情展開を見せてくれた癒花とヒカルの
関係も、妙に薄くなっている印象です。
"のの"の印象も薄かったですね。

それでも後半はやや持ち直します。

エミュリがヒカルを操り、エミュリとヒカルがラブ
ラブ(汗)になる展開で、癒花が少し嫉妬(?)という描写
があります。これはナイスでした。
でも、それだけなんですよね。ここをもう少し広げて
欲しかったです！

ここを広げないなんて、作者は「百合」志向低いのか
なあ・・・と考えてしまいました。

あと、"のの"の隠れファン(?)麗砂の出番もかなり少な
かったですね・・・。個人的にはこちらにも期待して
いたのに・・・

3巻(最終巻)では良い展開があるか・・・なあ。

では、総評。

わたくしは1点。ああ、麗砂ちゃんにもっ
と出番を！でも、カバー下の麗砂ちゃんと
ふみっちちゃんのイラストは嬉しかったわ。

私は1...2点にする。まあ、SFとして考え
ると突っ込み所は多いけど、可愛いキャラ
のゆるくて、ちょっとシリアスなお話と考えると、それ
なりに楽しめるかな・・・

総評：●○○○○★★☆

このシリーズの感想はこちら。
●「のののリサイクル」1