2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

リンク

« 「夜空の王子と朝焼けの姫」 | トップページ | 「少女セクト~Innocent Lovers~」2時限目 »

2008.11.25

「ルー=ガルー 忌避すべき狼」3

京極夏彦・原作、樋口彰彦・作画、徳間書店・刊

先日4巻が発売されましたが、本日は3巻の感想です(汗)

21世紀半ば。厳しい管理社会に生きる少女たちが謎の
猟奇殺人事件に立ち向かうSFサスペンス小説コミカ
ライズ
です。
3巻では、主人公たちは見えない敵に対抗するも、また
友達を失ってしまう。そして、黒幕?の影が・・・
という展開。

読後の第一印象は・・・お話は盛り上がってきています
「百合」的には低調の一途です(汗)

前回は謎をちりばめる展開になっていましたが、今回は
主人公達が動く展開です。後半から謎を収束させようと
する動きになっていきます。

何者かにコントロールされた情報の中で、真実をつなぎ
止めようとする主人公達の心理状態がとても良く描けて
いますね。
サスペンスのハラハラ感とドラマのダイナミズムが楽し
い展開です。

まあ、そういうわけで、お話は2巻以降なかなか引き込
まれるし、面白いのですが・・・
「百合」的には実に低調なのです(汗)

主人公達の心理が描かれるのですが、どちらかというと
友情の味付けが多いのがマイナスに働いています。また
今回、歩未の影が薄いのです。だから「百合」的にも
薄く感じるのでしょう。

歩未はこの作品のキーパーソンだと思うし、最後の展開
になったら「百合」どころでは無くなっているのでは
・・・という予感もします。

さて、今後「百合」的な攻勢はあるか・・・

では、総評。

フューシア:わたくしは1点。1巻が何だったのと思う
ほど「百合」度低いわ・・・。まあ、男
がしゃしゃり出てくるような展開ではないから、安心
できるのだけれど・・・

アレサ:私は2点。お話は面白いのだけど、漫画の
ための原作ではないからか、場面場面の
つながりが悪いような気もする。小説だと違和感がない
のだろうけど。

総評:●○○○○★★☆

このシリーズの感想はこちら。
「ルー=ガルー 忌避すべき狼」1
「ルー=ガルー 忌避すべき狼」2

« 「夜空の王子と朝焼けの姫」 | トップページ | 「少女セクト~Innocent Lovers~」2時限目 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ルー=ガルー 忌避すべき狼」3:

« 「夜空の王子と朝焼けの姫」 | トップページ | 「少女セクト~Innocent Lovers~」2時限目 »