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2008.11.06

「なりゆき!しゅがあ☆くらふと」

あきさかあさひ・著、メガミ文庫・刊

イラストが少し良さげなので、買ってみた本作。

お話は・・・主人公は阿部茉莉。親の都合で、学園の
アイドル・姫宮志津香と一緒に暮らすことになるのです
が、志津香には意外な一面があって・・・
という感じのコメディです。

読後の第一印象は・・・はっ!これは「さくらの境」?!
間違いなく「百合」です。しかし「百合」としての完成
度は正直な所、イマイチ
・・・

なんだか竹本泉氏の「さくらの境」を思わせます。

親の都合で学校の人気者(同性)と暮らすようになり、
その人の意外な一面を知ってしまい、いつしか自分も
釣られて、ラブラブ状態に・・・という展開が(汗)

そういう甘々ものが好きな人には是非お勧めしたい作品
ではあります。

でも、この作品、色々な意味でチグハグなのです。

たとえば、茉莉の祖父の代わりに謎のエネルギー生物と
闘うのは良いのですが、お話として山が無いし、かなみ
(茉莉の妹)が「百合」が好きな友達の参考文献を借りて
茉莉と志津香をゆりゆりにしようとするのですが、後か
ら考えると、何だったの?というエピソードだし、後半
茉莉が男子に告白されるのですが、それが志津香との
関係に影響するワケでもないし。

ある意味、非ドラマツルギーなのです。
非日常的な設定と、日常的な展開をクロスさせて、その
違和感を楽しむという狙いがある?という風に思えなく
もないですが・・・この作者にそういう余裕があるだ
ろうかと思うと、ちょっと疑問を持ってしまいます。

「百合」的には茉莉と志津香のラブラブは甘くて良いし
先ほど書いたかなみの友達の"百合談義"も面白かった
のですが・・・もう一つ、真に迫ったものが欲しかった
ですね。

茉莉に告白した男の子と、志津香を上手く絡ませていた
ら、とも思うのですが・・・
あのエピソードで志津香を敢えて動かさなかったのも
逆にアリかなあ?と思えなくもないけど・・・

どちらにしても、作者の意図(甘々「百合」以外で)が
よく判らなかったです。
というか、作者の意図がノベルとしての完成度に結び
ついてない
ように思えました。

では、総評。

フューシア:わたくしは4点。茉莉ちゃんの気持ちが
志津香ちゃんに傾くのは良いのだけれど、
もう一歩、はっきりした「百合」イベントが欲しかっ
たわ~。第2巻には期待するわ!

アレサ:私は2点。いかにも狙った萌えノベルだよ
ね。そういうのに不快感を持たない人に
ならお勧めできる作品。でも、ノベルとしてももう一つ
読ませる部分が欲しかったなあ。

総評:●●●●○★★☆

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