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2008.12.03

「マリア様がみてる 卒業前小景」

今野緒雪・作、集英社コバルト文庫・刊

「マリア様がみてる」32巻(34冊目)の感想です。

お話は・・・三年生の卒業を翌日に控え、当の三年生
をはじめ、祐巳たちの心に去来するものとは。

読後の第一印象は・・・「マリア様がみてる」の真骨頂
を感じました。懐かしくて新鮮な気持ちです。

今回は三年生の卒業前日を、それぞれのキャラクターの
視点で捉えた短編集になっています。

登場人物達の心情がとても豊かに、しっとりと描かれて
います。しかし、それがイヤミにならないのがこの作品
の実に良いところです。

しっとり、切なげな心情になったかと思えば、日常的な
軽い心情になったりする心の動きがとても自然で良い
です。「マリア様がみてる」ってかなり突飛な設定環境
のお話なのに、この心情の自然さがキャラクターを等身
大に見せてくれています。

ここのところ、改めてそう思うことは少なかったのです
が、さすがに物語も大詰めに近い展開です。私も作品
初期の頃に感じた思いを、また揺り起こされました。

というか、そういう気持ちになるようにお話が進行して
いるのです。なんとも巧いですよね。

今回「百合」的にも良いところは多いです。

久しぶりに登場(汗)の桂さんとお姉さまの関係を描いた
「お姉さまのラケット」はホロッとさせられました。
美術部の先輩・後輩の関係を描いた「菓子パンの宴」
とても良い味の作品でした。
そして「リボン道」。もう否が応でも最終回への気持ち
が高まって来ますね・・・

32巻にもなって「マリア様がみてる」世界にどっぷり
漬かれる、良い短編集でした。今野緒雪先生の実力が
改めて判ります。

では、総評。

フューシア:わたくしは5点。なんとも良いお話だった
わ!ああっ。今野先生はこのわたくしを
号泣させるつもりですのね?!次巻は・・・泣くわよ~!

アレサ:「リボン道」のラストでもう泣いてたじゃ
ない。私は3点。やはり今野先生はハンパ
じゃなく凄い。この巻で改めて感じたよ。
次巻は12/26発売。サブタイトルは「ハローグッバイ」
・・・一つの時代が終わるのかと思うと感慨深い。

フューシア:♪紅茶の美味しい~(泣)(泣)(号泣)

総評:●●●●●★★★

シリーズの感想はこちら。
「マリア様がみてる イン・ライブラリー」
「マリア様がみてる 特別でないただの一日」
「マリア様がみてる チャオ ソレッラ!」
「マリア様がみてる バラエティギフト」
「マリア様がみてる 妹オーディション」
「マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ」
「マリア様がみてる 未来の白地図」
「マリア様がみてる くもりガラスの向こう側」
「マリア様がみてる 仮面のアクトレス」
「マリア様がみてる イラストコレクション」
「マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵」
「マリア様がみてる クリスクロス」
「マリア様がみてる あなたを探しに」
「マリア様がみてる フレーム オブ マインド」
「マリア様がみてる 薔薇の花かんむり」
「マリア様がみてる キラキラまわる」
「マリア様がみてる マーガレットにリボン」

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