「まなつラビリンス」1

桂よしひろ・作、幻冬舎コミックス・刊

ちょっとお色気青年向け漫画？という感じだったのです
が、「百合」的にも良さそうなので買ってみた作品。

お話は・・・女子高生・真夏はある日突然、学校から
出られなくなってしまう。同じくこの現象に遭遇した
他の4人と共に、この状況を楽しむ真夏だったが・・・
5人は外の世界にでられるのか・・・という内容。

読後の第一印象は・・・これ、なんて「ビューティフル
ドリーマー」？(汗)
でも、「百合」的には意外と良さそうなのです！

イカニモ青年誌に掲載されているような健康的なお色気
のちょっとエッチなコメディ漫画という感じです。
普通そういう作品では、優柔不断な男子が主人公だった
りして「百合」ファンはガックリなのですが(汗)この作
品は男性キャラが一人もいないのです！

さらに、「百合」コメディとでも言うべきネタが多い！
登場人物5人の内、4人までがなにかしら「百合」的な
つながりがあるのは驚異です。

作中で「百合」同人誌を持ち出すようなキャラ(緑子)も
いるくらいなので、作者も「百合」ネタ好きなのだとい
うことが伺えます。

青年誌漫画っぽい作品で「百合」コメディなんて「臀撃
おしおき娘ゴータマン」(山口譲司 ・作)以来ではなか
ろうか・・・そんなわけないか(汗)

まあ、正直、まだ"ネタ"っぽいのは否めませんが、作者
が「百合」好きそうだし、2巻では意外と化けるかも?!
・・・という予感がしています。

さて、どちらに転ぶか、2巻が楽しみです。

では、あの二人のコメントです。

わたくしは3点。ガチな感じもするしネタ
な感じもするのよね。あと、健康的なお色
気が意外と良いわ～。安産型ね～

フューシアは緑子と話が合いそうだね。
ところで私は2点。吉富昭仁先生と言い、
青年向け漫画向きの絵柄の作家が「百合」を手がける
ようになっているのが凄いことだと思うな。でも吉富
昭仁先生ほどガチ路線を貫けるのか、2巻次第だね。

総評：●●●○○★★☆