「コミック百合姫S」VOL.4 (前編)
一迅社・刊です。
「コミック百合姫」系は買ったら安心するらしくて(汗)
なかなか感想が進まないのですが(汗)「百合」ファンの
本分はやはりガチ「百合」もの!
そういうわけで、今年はレビューが大きく遅れないよう
に頑張ります!(汗)
では、いつものごとく、一作ずつレビューいたします。
●「Cherrylip」天乃咲哉・作
猫耳少女のいちゃいちゃもの。同人誌みたい(汗)
でも、和服というのは新鮮ですね。嫉妬が可愛い。
●「カシオペア・ドルチェ」髙木信孝・作
3話です。おねえさまと呼ぶ恥ずかしさとか、「好き」の
意味が違うとか、「百合」のオーソドックスな所を攻め
てきましたね。今まで髙木氏らしい作風だったのに、今
から本格「百合」に方向転換するのかな?
●「コノハナリンク」玄鉄絢・作
2話。この作品演劇ものだったんですね。まだツカミと
いう感じの展開ですが、玄鉄絢氏は雰囲気を造り出すの
が非常に巧い作家なので、今後の展開が楽しみです。
●「Flower*Flower」石見翔子・作
3話です。ニナと朱のやりとりがとても良いです。軽い
ノリではあるのに、二人の会話が真に迫っているという
か・・・。キャラクターが活き活きしているというか。
説明的はお話ではあるのですが、今後の展開が期待でき
そうな雰囲気になってきました。
●「桃色吐息。」MATSUDA98・作
相手が自分の気持ちを知っているのに、リアクション
なしというどっちつかず感と、ドキドキでちょっと
切ない感情にさせます。「百合」の原点です。
●「秘密のせせらぎ」吉富昭仁・作
いつもは少し捻った感じの作品だったのですが、今回
はオーソドックスな「百合」話です。しかし、さすが
吉富昭仁氏というか、絵で魅せる力はかなりのものです。
玄関のカットのリアルさは「百合」ものとしては新鮮な
感じです。
●「ふたり、風の下で」黒柾志西・作
キスする相手をイメージする、というのは面白い展開
です。お話自体は良くある感じですが、屋上で、二人の
濃密な時間が流れている雰囲気が良いですね。
それにしてもスゴイ量(汗)
●「マイナスりてらしー」宮下未紀・作
4話。メイドの美晴が自分の能力に気づいて、松平家を
家出してしまいます。今までクールだった康光が動転
しているのがとてもグッド!
あと、長編を意識した作品作りである点も評価したい
ですね。wktkできる展開です。
●「HONEY CRUSH」椿あす・作
前回は凄く短かったので(汗)今回は少し長めです(汗)
座敷童ちゃんが登場。ここに来て新キャラとはちょっと
意外です(汗)あと、恭子とみつのまどかに対する想いに
差があるのがちょっと面白いです。
今回、少しテンション低い展開ですが、起伏がある方が
先が気になります。
レビューは後半に続きます・・・(汗)
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