「ミッドナイトヴァージンI 夜の少女たち」
レッドロードノベルズ・刊(同人誌)
本日は久しぶりに同人誌のレビューです。
買ったのは最近ですが3巻同時に買ったので早速1巻目を
読んでみました。
お話は・・・主人公・御神楽優作が政府の命によって、
神主や巫女を育成する学校・神与学園に潜入してくると
ころからお話は始まります。深夜、優作は女子学生が
闘っているところを目撃します。彼女らは呪[ジュ]とい
う超能力を使うことができる、"ヴァージン"と呼ばれる
存在だった!というお話です。
読後の第一印象は・・・はっ。これは「舞-HiME」(汗)
「百合」要素も期待できそうです。
この作品、描写が薄くて、ライトノベルより、ライトな
感じがします。(これはあとがきを読むまで知らなかっ
たのですが)この作品は元々、Web上のFlashコンテンツ
だったのですね。それをノベルの形式にしたので、薄い
感じがしたのでしょう。
ただ、薄くてもキャラクターや闘いの魅力はしっかり
感じることはできます。
さて、この作品、さっきも書きましたが、どちらかと
言うと生徒同士のバトルに重きを置いた「舞-HiME」と
いう感じです。
和風ファンタジーが背景にあるというのも似ています。
# ヴァージンにランクがあるという点では「はやて×
# ブレード」的でもあります。
作者が「舞-HiME」にインスピレーションを感じて、
この作品を創作したのだとしたら、「百合」的には
期待は高まると思います。
そして、1巻目を読む限り、その期待は現実味を帯びて
きたと思います。
一応主人公は優作、なのですが、妙に影が薄いのです。
主人公でありながら「舞-HiME」の楯祐一くらいの影の
濃さ、という印象です(汗)
それに、この巻でも「百合」的に期待出来そうなキャラ
クターが登場しています。
優作の護衛対象である、赤羽珠に想いを寄せる(?)沢田
野依とか、珠に闘いを挑んでくる火野ひびきと辺見みづ
きペアとかも良い感じです。
まだまだ序盤なので、「百合」的な見どころは少ないの
ですが、2巻は女性キャラが主人公になるらしいし、
闘いが佳境にはいると熱い「百合」展開が読めそうな
予感はしています。
では、総評。
わたくしは3点。男性主人公だしガチでは
ないけれど、期待は持てそうだわ。
とりあえず、ひびきちゃん&みづきちゃんの息が合っ
た感じは良かったわ。
私は2点。どっかで聞いたような設定は
多いけど、同人誌でやろうという志の高さ
は感じる。文章もライトだけどよく状況が判る。
総評:●●●○○★★☆
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