「ヤングガン・カルナバル」1
深見真・原作、佐藤夕子・漫画、SoftbankCreative・刊
ヤングガン(若い殺し屋)の少年と少女の戦いと青春を
描く、アクションバイオレンスノベルの漫画版です。
原作の展開やキャラクター設定を踏襲しつつ、オリジ
ナルのシナリオです。
読後の第一印象は・・・原作の雰囲気を巧く再現して
いると思います。「百合」的にも期待出来そうです。
それにしても、佐藤夕子氏はこれが初の漫画の単行本
だそうですね。確かに、良く見るとちょっとヘン?と
思えるようなところもありますが(汗)見せ方が巧いです
よね。漫画としてのテンポも良いですし、初単行本とは
思えないです。
また、キャラクターのイメージにも近いです。バイオレ
ンス主体の作品ですが、荒すぎなくて、適度に綺麗なの
も良いと思います。
深見作品はこれまでお世辞にも漫画化には恵まれていな
かったので、今回こそ期待できそうだと思いました。
さて、「百合」的にはもちろん主人公の1人、鉄美弓華
です。1巻では弓華の元彼女、弓華が好きになる久遠伶、
弓華を好きらしい根津香埜子と主要なキャラは総登場
です。(元彼女は原作とは違いすぐ死亡ですが・・・)
中でも香埜子が原作より分かりやすい性格になってい
ますね。最初から判りやすいツンデレです(汗)
弓華が持っている伶の写真に嫉妬したり、なかなかの
美味しさです(汗)
ここまで「百合」的には原作以上だと思います。作者
もサービスしてくれている気がします(汗)
2巻以降も期待!
では、二人のコメントです。
わたくしは3点。香埜子ちゃんはお団子
頭だったのね。可愛い~。漫画版は最初
からあの3人の三角関係を描くことになりそうね。
これは期待だわ。
私は2点。テンポが良くって読みやすかっ
た。本当にプロデビュー直後と思えない
ね。佐藤夕子先生。でも、微妙におかしいようなところ
もあるので、今後の漫画家としての成長にも期待。
総評:●●●○○★★☆
このシリーズの感想はこちら、
●「ヤングガン・カルナバル」
●「ヤングガン・カルナバル バウンド・トゥ・バイオレンス」
●「ヤングガン・カルナバル 銃と恋人といま生きている実感」
●「ヤングガン・カルナバル 天国で迷子」
●「ヤングガン・カルナバル ドッグハウス」
●「ヤングガン・カルナバル そして少女は消えた」
●「ヤングガン・カルナバル 愛しき日々、やがて狩りの季節」
●「ヤングガン・カルナバル 前夜祭・標的は木暮塵八」
●「ヤングガン・カルナバル 開催・バンケットの死闘」
●「ヤングガン・カルナバル 後夜祭・ラストマンスタンディング」
ドラマCDの感想はこちら、
●ドラマCD「ヤングガン・カルナバル ハイスクール・ヴァーティゴ」
●ドラマCD「ヤングガン・カルナバル ブラッドダイヤモンド・プリンセス」
●ドラマCD「ヤングガン・カルナバル ファミリー・ビジネス」
●ドラマCD「ヤングガン・カルナバル ガールファイト」
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