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2009.04.24

「ささめきこと」3

いけだたかし・作、メディアファクトリー・刊

今更ですが祝アニメ化!
4巻が発売されて少し時間が開いてしましたが(汗)3巻の
感想です。

主人公・村雨純夏と彼女の想い人、風間汐を巡る学園
ラブコメ・ガチ百合作品
です。
3巻ではドイツからのロリッ娘留学生ロッテ登場。純夏
と汐の関係に波乱が!

読後の第一印象は・・・今回は「百合」度低め?と
思って読んでいましたが、後半はうなぎ登りです!

前巻では少年漫画でよくあるラブコメ展開と書いたの
ですが、3巻ではそれを払拭するかのように、オリジ
ナリティを感じる展開
です。
中盤、何故か空手漫画の様相を呈するのがなかなか
新鮮でした。

あと、なんだか絵のタッチが漫画的(な荒さ)になって
きたような気もします。
コメディ色が強い間は絵が漫画的で、「百合」度が濃く
なるときれい系の絵になっているのは興味深いです。

これは意図的にやっているのでしょうか?

「百合」的には、ロッテが登場した直後はこの作品って
「百合」だった・・・よね?という位でしたが(汗)
後半は熱くて美味しい「百合」が展開されます。

作者はキャラクターの"(パッション!)"の表現が巧い
ですよね。コメディ色の強い演出から、急激にウエット
な展開にするのが秀逸だと思います。

前述したように、「漫画的」⇔「きれい系」、「コメ
ディ」⇔「ウエット」、「少年漫画」⇔「百合漫画」
という相反すると思われている要素を巧いこと融合さ
せて魅せていますよね。

このあたりがこの作品のキモだと思います。

そこで、アニメ化です。
脚本は倉田英之氏。

主人公・純夏からして黒縁眼鏡と黒髪ロング。倉田氏
の好きそうなタイプです(汗)ある意味、倉田氏がアニメ
版を手がけるのは必然のような気もしますね。

また、倉田氏は動から静への展開も巧い作家です。
・・・本当にアニメ版が楽しみになってきました!

では、総評。

フューシア:わたくしは5点。前半はあれあれ?という
感じだったけれど後半は良かったわ~。
二人のあふれ出す感情の波!まさに「百合」だわ!
これがアニメ化するよの!な、なんて時代っ!?

アレサ:私は3点。女子部も影が薄くなり、空手
もの?!正直ちょっと迷走?というところも
あったけど、思い返すとなんだか新鮮な展開だったと
思う。後半は、この作品って表面上少年漫画的なのだ
けど根底には「百合」の血が流れているんだと思った。

総評:●●●●●★★★

この作品の感想はこちら。
「ささめきこと」1
「ささめきこと」2

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