「とある科学の超電磁砲」03
鎌池和馬・原作、冬川基・作画、電撃コミックス・刊
「百合」キャラがいるということで1~3巻を一気買い
したの作品です。1,2巻は漫画としては面白かったので
すが、「百合」的には「この程度か・・・」でした。
さて、3巻は・・・
今回のお話は2巻の終盤に続き、主人公にして超電磁砲
<レールガン>の二つ名を持つ御坂美琴と木山春生との
バトル!さらには超能力が産んだ強力なクリーチャーと
の闘いに!中盤以降は番外編的なお話になります。
読後の第一印象は・・・やはりアクション中心の話に
なると「百合」の入り込む余地は無くなりますね(汗)
でも17話や番外編では「百合」的に良い話も。
やはりバトルは「百合」にとっては鬼門なのでしょう
か。この作品はもともと「百合」メインというわけでは
ないので、一概に言えないですが、両立させるのはかな
り難しいかも知れませんね・・・とこの3巻を読んで
思いました。
これからどんどんこういう展開になって、「百合」の
芽も枯れていくのだろうなあ・・・と思っていたのです
が、第17話「七月二十五日」からはちょっと風向きが
変わってきます。
美琴と白井黒子(我らが「百合」キャラ!)がプール掃除
をするというエピソードで、黒子が妄想したりスキン
シップしたり嫉妬したりとなかなかオイシイエピソード
です。
今までで一番「百合」的にオイシイかも知れません。
(決して深くはないのですが・・・)
さらに「番外編」では黒子と初春飾利(自治組織の同僚)
の出逢いが描かれます。「百合」というほどではないで
すが、幼い二人がなかなか可愛いし、バディっぽい雰囲
気が出ているのが良いですね。
まあ、相変わらずガチ「百合」に向かう予感はしない
ですが、漫画作品としてはかなり巧い絵だと思うし、
「百合」ネタもあるしで、コストパフォーマンスは少し
上昇しました。
では、二人のコメントです。
わたくしは3点。17話があるから1,2巻より
良い印象だわ。でも、わたくしとしては
もっともっと黒子ちゃんに活躍して欲しいわ~。
私は2点。個人的にはお話はパッとしない
けど、絵は巧いよね。それにしてもラノベ
では、始めから最強(ある程度上位に強い)キャラの方が
ウケが良いのかな。
総評:●●●○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「とある科学の超電磁砲」01,02
« 「彼女は眼鏡HOLIC」3 | トップページ | 訃報・栗本薫氏亡くなる »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント