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2009.06.12

「マリア様がみてる ハローグッバイ」

今野緒雪・作、集英社コバルト文庫・刊

「マリア様がみてる」33巻(35冊目)の感想です。
ついにこの作品の感想を書く日が来てしまいました・・・
もう次巻発売の予告がされているので、この巻で終了と
いうわけではないのですが、大きな区切りを迎えた、と
いうのは事実です。

お話は・・・卒業式当日。様々なキャラクターの胸に
去来する想いが緩やかに交錯します。そんなとき突然の
ちん入者が・・・というお話。

読後の第一印象は・・・祐巳・祥子編完結。いつも通り
の雰囲気もありますが、これでこの作品の大きな幹の
部分が完結したのは事実、と思うと、シンミリします。

今回は、予想以上にサッパリしていましたね。意外な
ほど大きな盛り上がりはなく、"小さなちん入者"によっ
心が少し揺れるような、とても地味な心理描写が目立
ちますね。

しかし、"泣き"は前巻で済ませているし、小さな心理
描写が、強圧的にならない程度に、緩やかに集合となっ
ている"雰囲気"造りにはとても成功していると思います。
非常にこの作品らしいといえるのではないでしょうか。

また、お嬢様学校という現実離れした設定を、ここまで
等身大に感じさせ得た理由は、これほどの精密さ、丹念
さあってこそだと思いますし、最後にそれを見事に発揮
したという点も、巧かったと思います。

「百合」的には・・・正直言って「百合」的な踏み込み
はありませんでした
。これも予想していたことですが
ちょっと残念でしたね。強いて挙げれば、最後に後日談
があり、祐巳と祥子さまの糸が切れていないことを示し
ているのが幸いですね。

まあ、百合百合してラスト、というのは逆に「マリア様
がみてる」らしくないですよね(汗)

「百合」界に計り知れない影響を与えた偉大な作品が
ここで一つの節目を迎えたわけで、そう考えると感慨深
いものがあります。最後に行くほど、お話は軽やかです
が、ページが重かったです。

でも、この作品のほとんど最初から、この節目ままでを
オンタイムで楽しめたのは本当に幸せでした。
今野緒雪先生、ここまでお疲れさまでした。
今後も期待しています!

では、二人のコメントです。

フューシア:わたくしは3点。「百合」的には薄いけれ
ど、わたくしには、数年後の祐巳ちゃんと
祥子ちゃんのラブラブッぷりが目に見えているわよ~!

アレサ:私は3点。最後まで「マリア様がみてる」
は「マリア様がみてる」だったよね。
「マリみて」ではなく。
祐巳と祥子編は予想通り「百合」的な踏み込みは多くは
なかったけど、「マリア様がみてる」という作品自体は
まだ続くし、その中で「百合」的な作品も登場するだろ
うし、落胆はしていない。続くことが嬉しい。

総評:●●●○○★★★

シリーズの感想はこちら。
「マリア様がみてる イン・ライブラリー」
「マリア様がみてる 特別でないただの一日」
「マリア様がみてる チャオ ソレッラ!」
「マリア様がみてる バラエティギフト」
「マリア様がみてる 妹オーディション」
「マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ」
「マリア様がみてる 未来の白地図」
「マリア様がみてる くもりガラスの向こう側」
「マリア様がみてる 仮面のアクトレス」
「マリア様がみてる イラストコレクション」
「マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵」
「マリア様がみてる クリスクロス」
「マリア様がみてる あなたを探しに」
「マリア様がみてる フレーム オブ マインド」
「マリア様がみてる 薔薇の花かんむり」
「マリア様がみてる キラキラまわる」
「マリア様がみてる マーガレットにリボン」
「マリア様がみてる 卒業前小景」

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