「ストライクウィッチーズ 天空の乙女たち」1,2
たなか友基・漫画、島田フミカネ&Projekt Kagonish・原作、角川書店・刊
そういえば、こういうシリーズもあったなあ・・・
第2期が始まる前に読まねば・・・ということで読みま
した。
お話は・・・人類の敵にして謎の存在"ネウロイ"と戦う
空飛ぶ乙女たちの活躍を描いた内容です。「天空の乙女
たち」はTV版のアナザーストーリーという感じの位置づ
けです。
宮藤芳佳が主人公ということは共通ですが、竹井醇子
少尉に才能を見いだされ、ウィッチーズ養成学校に
入学し、中島疾風、諏訪五色という友人ができる・・・
という展開です。2巻では、TV版と同じくブリタニアに
赴任し、TV版と同じキャラクターが登場します。
読後の第一印象は・・・序盤はTV版より地に足が付いた
展開で好感です。でも、後半はTV版より軽くなってしま
ったような・・・
序盤はTV版より良いと思います。
学園ものとして展開し、学友に出逢い、彼女らの夢を
語ったりします。
TV版はイキナリだったので、それに比べたら地に足が
ついた展開だと思います。
しかし、1巻序盤で遣い魔"九字兼定"が登場したあたり
から、妙に浮き足立ったような気がします。
遣い魔自体は原作にもある設定なのですが、TVアニメ版
で遣い魔が登場しなかった理由がよく判ったような気が
しました(汗)
なんというか、あまり感情移入できない存在ですよね。
飛行脚の方が思い入れしやすいと思います。
しかも、遣い魔のせいでお話が色気付いてしまうし(汗)
それは2巻に入ってもそうなのです。TV版より軽いし、
「百合」的にも薄口なのです。
まあ1巻の序盤は地味な展開だったので、テコ入れした
のかもしれませんが・・・。個人的にはずっと序盤の
ようなノリで描いて欲しかったなあ。
まあ、「ストライクウィッチーズ」のファンなら原作
由来の色々な設定が判るので、お勧めなのですが、
「百合」目当ての人にはお勧めしにくい作品ですね。
では、二人のコメントです。
わたくしは1点。「百合」的に薄いわ~。
女の子ばかりなのに、この薄さとは・・・
わたしは1点にしようかとも思ったけど
2点にする。序盤の展開は好みだったし、
ファンなら楽しめる作品だと思う。
総評:●○○○○★★☆
「ストライクウィッチーズ」シリーズの感想はこちら。
●「ストライクウィッチーズ」1
●「ストライクウィッチーズ」2
●「ストライクウィッチーズ」3
●「ストライクウィッチーズ」4
●「ストライクウィッチーズ」5
●「ストライクウィッチーズ」6
ノベル版の感想はこちら。
●「ストライクウィッチーズ スオムスいらん子中隊がんばる」
●「ストライクウィッチーズ 弐ノ巻 スオムスいらん子中隊恋する」
●「ストライクウィッチーズ 参ノ巻 スオムスいらん子中隊はじける」
●「ストライクウィッチーズ 乙女ノ巻」
●「ストライクウィッチーズ 乙女ノ巻」2
他メディアの作品の感想はこちら。
●DVD「ストライクウィッチーズ」
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