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2009.08.19

「ときめきもののけ女学園」1

南国ばなな・作、一迅社百合姫コミックス・刊

問題作の登場です(汗)
「百合姫」に突如わいた一輪のあだ花!それが本作!

お話は・・・主人公・あられは入学式の日、妖怪と遭遇
してしまう。そして、なし崩してきに、妖怪女学校
通うことに・・・!!というコメディ漫画です。

読後の第一印象は・・・かなり笑えました(汗)「百合」
的にはちと微妙かなあ(汗)

それにしても、妖怪達。容赦ないですね(汗)

「百合」作品ってある意味、女性キャラへの憧れと感情
移入だと思うのですよね。この作品は最初からそれに
背いているのです。そこが逆説的で面白いと思います。

# BL出身の作家ならではと言えるかもしれません。

「百合」的には主人公・あられと猫股のキリの関係に
注目です。序盤からほんの少しミャクは感じたのですが
7,8話で一気にバクハツします。

# 8話のヤキモチ屋の描写が笑えました(汗)

しかし・・・正直言って今のところ「百合」よりコメ
ディがメインですよね。
6話(てるてる坊主の話)なんて、もう笑うしかないです(汗)

まあ、「百合」と言っても王道「百合」だけではつまら
ないし、こういうのもアリだと今では思います。

では、二人のコメントです。

フューシア:わたくしは4点。あられちゃんとキリちゃ
んの関係って、なにげに良いわよね。
特に序盤、ベタベタしてないところが良いと思ったわ。
でも、2巻は怒濤の「百合」展開になりそうね!

アレサ:私は、え~い、3点。「百合」作品として
は語るところは少ないけど、こういう
エッジの効いたコメディで「百合」をやろうとした点
がとても良いと思う。成否は別にして実験としては意味
があったと思うな。

総評:●●●●○★★★

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