「咲-Saki-」4
小林立原作の漫画のアニメ版。
清澄高校麻雀部に所属する天才麻雀少女、宮永咲と仲間
たちの勝負を描く、美少女リリカル本格麻雀漫画のアニ
メ版。4巻(8~10話)の感想です。
4巻は・・・県予選決勝の前夜。そして、県予選決勝の
前半戦が描かれます。
読後の第一印象は・・・相変わらず雰囲気が良いです。
随所にリリカル描写があって、ガチではなくても百合
腹は十分ふくれます(汗)
さて、いよいよ県予選決勝開始。
麻雀描写が多くなると「百合」的にも低調になることも
予想されますが、それを埋め合わせるべく(?)決勝前日
のエピソードがまる1話を使って語られます。(8話)
こういう心遣いがニクイですね。
「百合」的にもプラスですが、対戦相手高も含めてキャ
ラの厚みを引き出すことにもプラスに働いていると思い
ます。
この作品、女性キャラが多くて、一見"萌え"系なのです
が、"萌え"作品にありがちなキャラの薄っぺらさを感じ
させないのが実に上手いですね。
8話の咲と和の描写は見ている方が恥ずかしくなるよう
な甘さがあって、「百合」的にも満足できます。
9話以降麻雀の描写が多くなります。
麻雀はよくわからないですが(汗)演出が良いのでよく
わからなくてもお話の流れには乗っていけます。
(これは原作もですが)
あと、麻雀描写の間にもキャラ同士のリリカルな関係
を示すシーンがよく入ります。原作もこんなに「百合」
だった?と思ってしまうようなところもありますね(汗)
そうそう、映像特典のピクチャードラマは風越女子の
吉留未春に焦点があたるエピソード。
はっきり言ってマイナーなキャラなのですが、なかなか
丁寧に作られているのです。最近ピクチャードラマの
特典が多くなっているような印象ですがこれほど丁寧な
作りは珍しいかもしれません。
内容も風越女子麻雀部内の雰囲気がよく出ていて、
楽しめました。
では、二人のコメントです。
わたくしは3点。やっぱり咲ちゃんと和ち
ゃんのラブラブ描写が美味しいわ~。
あと、それ以外にもこの作品で描かれる女性キャラ同士
の関係って、適度にウエットで「百合」妄想に駆られる
のよね~
私は2点。この作品って、この手の作品で
はありがちな説明役がいないのに麻雀を知
らなくてもノリに付いていけるんだよね。勝負の雰囲気
もわかりやすいし。そういうのが上手いなあ。
総評:●●●○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「咲-Saki-」1
●「咲-Saki-」2
●「咲-Saki-」3
原作の感想はこちら。
●「咲-Saki-」1
●「咲-Saki-」2
●「咲-Saki-」3
●「咲-Saki-」4
●「咲-Saki-」5
小林立作品の感想はこちら。
●「FATALIZER」
他メディアの感想はこちら。
●CD「咲らじ-清澄高校麻雀部-疾風編」
« 先週、入手した物件+検索順位 | トップページ | 「ヤングガン・カルナバル」2 »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
眠ッてみ逃すことが多かッたけど、百合ん百合んで佳いアニメでした。私は将棋なら少し分るので、百合将棋アニメが出ないかな~と思います。チラみしていた[しおんの王]ではあの女装解除の場面が悲しい衝撃でした。
投稿: 富江-Tomie- | 2009.12.03 19:00
コメントありがとうございます。
★富江-Tomie-さま
>「咲-Saki-」
DVDは高いですが、漫画も良いですよ。
(でも「百合」度はアニメの方が高いかな)
>「しおんの王」
以前は「百合」的な評判が高かったので、私も
いつかは読んでみようと思っていたのですが・・・
「女装解除」と聞いて、今調べてみました。
・・・そういうことだったのですね。
それで急に「百合」的な評判を聞かなくなった
のですね・・・(今更)
勝負師を扱った作品って基本的に同性で闘ったり、
友情を感じたりするわけで、同性愛妄想にはうっ
てつけになりますよね(汗)
投稿: 虚人ねこ | 2009.12.03 23:26