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2009.11.27

「鋼鉄の白兎騎士団」IX

舞阪洸・作、ファミ通文庫・刊

剣と(稀に)魔法の世界を舞台に、女性ばかりで構成され
た白兎騎士団の活躍を描く物語。シリーズ9巻目です。

今回のお話は・・・主人公・ガブリエラの所属する白兎
騎士団は味方国・ベティスと敵国・イリアスタの戦いに
参加することになります。濃霧に巻き込まれ、窮地に
陥った白兎騎士団が退却戦を強いられる中、ガブリエラ
が考えた策とは・・・という内容です。

読後の第一印象は・・・やっと本道に戻ってきた感じ
ですね(汗)ただ、相変わらず「百合」要素はほとんど
ありません
(汗)

この作品、最初は中世戦記物として考えられたと思う
のですが、なんだか寄り道ばかりしていた印象です。
まあ、それはそれで楽しいし、それなりに読ませる
内容だったのですが、すでに9巻目ということでやっと
作者も進める気になったのでしょうね(汗)

ということで、今回から本格的に戦記物になります。
しかも、主人公・ガブリエラを含めた雛小隊も初めて
の実戦なので、いつもより緊張感がありました。

でも、本作はあくまで痛快戦記物。殺し合いの描写は
少ないので、そういうのが嫌いな人も読めると思います。

あと、今回は軍の隊形描写が多いので、キャラクター
の動きの面白さはいつもより少なかったかもしれませ
ん。その代わり、白兎騎士団の危険な女・アルゴラが
大活躍でした。ガブリエラがアルゴラから上級職の
行動を学ぶ(というより見習う)という展開もよかった
です。

・・・ですが、今回も「百合」展開はありません。

まあ、男性との色恋ごともないので、純粋に勇敢な女性
騎士達の戦いが好きというなら良いと思います。
(私もそのクチだし)

そうそう、次回は短編集とか。久しぶりに「百合」ネタ
やってくれないかなあ。

では、二人のコメントです。

フューシア:わたくしは1点。女性キャラが格好良く
描かれているのは良いけれど、もっと
もっと「百合」というか、ロマンチックな友情レベル
でも良いから欲しいわ~。

アレサ:私は2点。今回、いつもと違うけど、こう
いう軍隊の隊形描写は個人的には新鮮で
面白かった。アルゴラの活躍も意外性があってよかった。

総評:●○○○○★★☆

このシリーズの感想はこちら。
「鋼鉄の白兎騎士団」I
「鋼鉄の白兎騎士団」II
「鋼鉄の白兎騎士団」III
「鋼鉄の白兎騎士団」IV
「鋼鉄の白兎騎士団」V
「鋼鉄の白兎騎士団」VI
「鋼鉄の白兎騎士団」VII
「鋼鉄の白兎騎士団」VIII

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