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2009.11.06

「紫色のクオリア」

うえお久光・著、電撃文庫・刊

電撃文庫といえばボーイミーツガール(笑)
ボーイミーツガール(笑)といえば電撃文庫。
・・・従って「百合」ファンとして電撃文庫に手を出
すのはかなりのを伴うのですが・・・さて今回は?!

お話は・・・人間がロボットに見える(感じる)という
不思議な能力を持った少女・毬井ゆかりを巡る、主人公・
波濤学(♀)の不思議な物語です。

読後の第一印象は・・・オビには「日常系」などと書い
ていますが、ある意味ハードSFです(汗)でも「百合」的
にはグッド!久しぶりに電撃文庫でアタリを引きました。

この作品は3部構成となっています。
第一部は毬井ゆかりの人となりと不思議な能力を、いく
つかのエピソードで紹介します。
第二部は毬井ゆかりの能力で、超越的な能力を得た波濤
学の不思議な体験が描かれます。
第三部はほんの数ページでフィナーレです。

「百合」的な読み所は、なんと言っても第一部です。
ゆかりと学の出逢い(なんとキス!)や二人の過剰な(?)
スキンシップ
は甘くてなかなかオイシイです。

ところが第二部は一転、痛くて切ない展開。
なんと、ゆかりは死亡してしまうのです。

しかし、学はゆかりから授かった能力で、ゆかりを生き
返らせようとします(実際にはゆかりが生きている世界
に行こうとします)。

第二部はなかなか切ない展開だし、かなり観念的なお話
なのでかなり好き嫌い別れそうな感じです。

でも、こういう純SF小説って最近では珍しいし、量子力
学的な知識とパラレルワールドやタイムリープなど、
古典的なSFから存在するギミックを結びつけるという
手法はなかなか面白かったし、ノベルとしては読み応え
はあったと思います。

単なる友人(ゆかり)への、学の超人的なこだわりはもう
「百合」としか思えないです。

ただ・・・第三部では"友人"であることが強調されるの
です・・・これは残念ですよね。第二部の展開と矛盾を
感じたのは私だけでしょうか?

それとも、やはり"電撃文庫の壁"なのか・・・
実に惜しい作品でした。

では、二人のコメントです。

フューシア:わたくしは4点。惜しいわ惜しいわ~!!
だって、"友人"なら他者の運命に干渉でき
ないのは納得するとして、それ以上の関係なら運命を共
有することもあると思うのよ。こういう考えが省かれて
いるのが残念なのよ~。

アレサ:私は3点。観念的だし、正直ツッコミ所も
多いけど、ノベルとしては面白かった。
悔しいけど、電撃文庫のラノベとしての質の高さは認め
るしかないね。

総評:●●●●○★★★

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コメント

こんにちは〜
いつも参考にさせてもらってます。

電撃文庫の作品は地雷が多くて避けていましたが、レビューを読んで買うことを決意しました^^

SFものの百合はあんまし読んだことないので楽しみです。

コメントありがとうございます。
★玲さま

>SFものの百合はあんまし読んだことないので楽しみです。

ちょっと癖がありますが、SF好きなら楽しめると
思いますよ。感想を聞かせてください!

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