「第七女子会彷徨」1
つばな・作、徳間書店RyuComics・刊
本日は表紙買いしたこの作品。
お話は・・・近未来(?)の女学生の生活を描いたシュー
ルで奇妙なSFコメディ漫画です。
読後の第一印象は・・・個人的には懐かしいセンスの
漫画です。「百合」的にもちょっとアリです。
なんというか星新一的でもあり、藤子不二雄F(少々Aも)
的であり、「ガロ」的でもある作品です。
コメディであり、ブラックでもあり、グロくもあり、と
いう不思議なバランスです。
「百合」ものばかり読んでいるとこういう作品に巡り
会うことは少ないので、なんだか懐かしい気持ちになり
ました。
かといって、「百合」的に全く外れでもありません。
主人公は高木さんと金やんという二人の女子高生。
ほとんど全エピソードでこの二人が描かれます。
「百合」的なポイントは二人が友人になった理由が描か
れる第08話「友達選定」ですね。
この作品らしいシニカルな視点で描かれてはいるのです
が、そこはかとなく「百合」の雰囲気を感じました。
ただ、ガチかと言えばさにあらず(汗)
あくまで普通の女の子同士の親友モノの範囲内・・・と
いう感じもしました。
しかし、ほとんどのエピソードは二人が主人公になるわ
けで、そういう意味では妄想は十分可能だと思います。
ちょっと独特の作品を読みたい方はどうぞ。
では、二人のコメントです。
わたくしは2点。主人公の二人はなかなか
良い雰囲気なのよね。ガチではないけれど、
親友関係としては十分描かれていると思うわ。
私は2点。私はこういうセンスの漫画好き
だなあ。すごくオリジナリティのある発想
ではないけど、昔読んだSFのようなワクワク感はある
と思う。
総評:●●○○○★★☆
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