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2009.12.21

「少女革命ウテナ」DISC-9,10

[DVD BOX]-下巻-、黙示録編(33~39話)の感想いきます。

お話をまとめると・・・ウテナは鳳暁生を愛し始めます。
しかし、薔薇の刻印にまつわる過去の話と"大切な約束"
を思い出しそうになります。暁生と"大切な約束"間で
揺れ動くウテナ。そして、最後の決闘"革命"を迎えます。
ウテナの運命は、そしてアンシーの心は動かせるのか。
という展開。

鑑賞後の第一印象は・・・やはりこの作品は大傑作です。
アニメとしてのデキの良さ(作画より演出)もさること
ながら、個人的には「百合」的にも金字塔的な作品だと
思います。この作品が「マリア様がみてる」を産み、
引いては今の「百合」ブームを生み出したと本気で思い
ます。

まず33話。あまり語りたくないお話ですが、これは避け
て通れないとも思うのです。
表向きにはウテナが鳳暁生を愛するという決定的な展開
を示すものですが、裏の意味があるように感じます。
それは、「百合」を指して処女信仰などという人がいま
すが、このエピソードはその批判に応えるように存在し
ている・・・ようにも思えます。

昔のアニメはよく"総集編"というのをやっていましたが、
ここまで衝撃的な総集編はないですよね。それにしても、
このエピソードの痛々しいこと・・・。暁生目線は秀逸
な演出だと思います。(キツイですが)

34話。この作品の"核心中の核心"がなにげに語られます。
この辺りも上手いですね。
注目すべきは、群衆からアンシーがディオスをかばう
シーンだと思います。民衆の服装(おとぎ話なのに?)、
馬小屋にFAXがある等々、「少女革命ウテナ」という
作品が何を言いたいのか・・・この辺りも別の"核心"
ですよね。

ウテナとアンシーの出会いと"大切な約束"を表現する
シーンは泣けます。オープニングで流れていた、おと
ぎ話の真実もため息が出るような巧さです!

35,36話は桐生冬芽の最後の挑戦のお話。
桐生冬芽って本当、憎めない無様さですよね(汗)
暁生のモノマネをしているところとか(汗)暁生に比べた
ら可愛いモノです。
36話の最後では、ウテナは暁生とアンシーの"関係"を
知ることになります・・・

37話。生徒会との決闘が終了して、樹璃や幹とバドミン
トンに興じるところなんて巧いですよね。キワドイ冗談
を言い合うような、不思議な"吹っ切れ"感が良いです。
その裏で、ウテナの中ではアンシーとの友情と暁生への
想いが揺れ動いていた・・・のでしょうね。ウテナと
アンシーが互いに毒を盛ったという会話が実に秀逸でし
た。

38話。暁生との決闘に挑むウテナ。最後は衝撃の展開に!
それにしてもプラネタリウムの設定が巧いですね。
大人にしか価値がわからない、"虚像"を写す機械。
このあたりもある意味"核心"かも。

39話。暁生に敗北したウテナ。しかし、彼女はまだあき
らめていなかった・・・。果たして"革命"は成立するの
か??そしてウテナの運命は?!

ウテナが薔薇の扉を開くシーンは本当泣けますね。
ここまで本当に天才的な盛り上げかたで、一気に昇華さ
せるのです。ああ、なんてカタルシス!

ラストシーンも気持ち良いですよね。

ここまで見たら、この作品は「百合」以外のなにもの
でもないでしょう。(否定している方もいるので)
38話でアンシーはウテナを同性だからと言って裏切る
わけですが、39話のラストシーンではそれを超えてい
るのですよ。

まあ、否定したい気持ちもわからないではないです。
私も「百合」好きだから。でも、大きな障害(観たくな
いモノ)を乗り越えた達成感はそれはそれは大きいもの。

今でも否定している人がいたら是非、最後まで刮目して
観て欲しいですね。
・・・でも、それ以前に観られる機会が少ない(レンタ
ルなどにあまり置いていない)のが残念ですよね。

さて「少女革命ウテナ」とは何だったのか・・・
今更ながら「少女革命ウテナ」論をぶち上げたいところ
ですが、時間もないので、また今度(汗...何回目?)

では、二人のコメントです。

フューシア:わたくしは5点。はあ~。堪能したわ~
ウテナちゃんとアンシーちゃんは出会える
のかしら・・・いいえ、もう出会っているのだわ!
いろいろな「百合」作品で!!
ああ、「百合」好きでいて良かった・・・「百合」の
大勝利!と思える作品だったわ。
そうそう、なにげに、樹璃ちゃんと詩織ちゃんが良い
関係になってそう・・・と感じさせるシーンが入って
いるのもグッドなのよ!

アレサ:私は3点。90年代で、いや、全年代を通し
て最高のアニメ作品
だと思うよ。それが
「百合」に重点を置く作品なんだから「百合」ファンと
しては喜ぶしかない。ここまで、本当の意味で楽しめ
るアニメ作品に、今後出会えるのだろうか・・・

総評:●●●●●★★★!!

このシリーズの感想はこちら。
「少女革命ウテナ」DISC-1
「少女革命ウテナ」DISC-2
「少女革命ウテナ」DISC-3
「少女革命ウテナ」DISC-4,5,6
「少女革命ウテナ」DISC-7,8

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コメント

>ウテナちゃんとアンシーちゃんは出会える
のかしら・・・いいえ、もう出会っているのだわ!
いろいろな「百合」作品で!!

そうかそういう考え方があったか!
確かにウテナ以降の百合作品の発展の様をかんがえるとうなずけますね。

コメントありがとうございます。
★名無しさま

ディオスがすべての王子の象徴的存在なら、
ウテナとアンシーは全ての「百合」ものの象徴に
なり得るんじゃないかと思いました。

ウテナとアンシーは古典的なヒロイック物語(王子
が姫を助ける)の殻をやぶり、「百合」ものの物語
地平を開いたのです。

・・・とフューシアが申しておりました(汗)

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