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2010.03.12

「青い花」3

志村貴子原作の漫画のアニメ版です。

お話は・・・藤が谷女学院演劇祭の準備と本番での
こもごもが描かれる、5,6話です。

鑑賞後の第一印象は・・・杉本先輩の女ったらしぶり
が見事に描かれた2話です。演劇祭の描写は原作以上に
緻密だったような気がします。

なんといっても「百合」と演劇はクリスタ・ウィンス
ロー「制服の処女」
から切っても切り離せない関係
ですよね(汗)

「青い花」でももちろん抜かりはありません。
(こういうところで「判っている作家」だと判断できる
のですよね)

原作はシリアスでありながらどことなくコメディタッチ
な雰囲気も感じ出せたエピソードですが、アニメ版は
かなりシリアス(というか遊びがない)ですね。

ただ、原作独特の軽い雰囲気をそのままアニメにする
と軽くなりすぎるかもしれないので、こういう風に料理
することは悪くないと思います。
(原作の風味が消えていることを残念がる方はいるかも)

一見、初々しい恭己とふみの関係って実はとても脆くて
はかない関係なので、観ていてなんだか不思議なハラ
ハラ感
がありました。
演出的にもそういうのがしっかり押さえられているし
作画も安定しているし、アニメのスタッフはちゃんと
仕事していますね。嬉しい限りです。

では、二人のコメントです。

フューシア:わたくしは4点。杉本先輩のタラシっぷり
がすごかったわ~。でも、ああいう中性的
な女の子って確かにカッコイイわよね。ガチだったら
もっと良いのだけれど・・・
ふみちゃんの流されっぷりが少し痛いわね・・・

アレサ:私は3点。このエピソード最大の見所の、
演劇の描写は原作もなかなか凝っていたけ
どアニメ版もしっかりしていたよね。
本当に、安心して観られるアニメだなあ。

総評:●●●●○★★★

このシリーズの感想はこちら。
「青い花」1
「青い花」2
原作の感想はこちら。
「青い花」1
「青い花」2
「青い花」3
その他のメディアの感想はこちら。
「青い花」on BS2「マンガノゲンバ」
「青い花」on BS2「マンガ夜話」

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コメント

虚人ねこ様

レビュー、拝読いたしました。

演者が“女性のみ”の演劇が、大好きな私にとって、『〜Vol.3』は『〜Vol.1』から『〜Vol.4』の中でも、特にお気に入りです(『〜Vol.5』、まだ観る事ができません…)。

…いやはや、恭己のモテモテ振り、何とも凄いですね。確かに、彼女の男役としての佇まいは、正に“憧れの王子様”といった風情で、実に格好良いです。そんな彼女を想う、ふみと京子の“揺れる乙女心”が、何ともいじらしく、切ない心持ちになりました。

はぁ…。今作品、あらゆる面で本当、実に“天晴れ!!”であります。

コメントありがとうございます。
★真誠美優さま

>演者が“女性のみ”の演劇が

ということは「宝塚」もOKな方ですか?
ということは「1999年の夏休み」もおすすめかも
しれませんね。(実は私は未見ですが)

>実に“天晴れ!!”

ですね。こんなに安定してハイレベルな「百合」
アニメは今後観られないかもしれませんね。

虚人ねこ様

“演者が〜”、これは正しく、『タカラヅカ』の事でございます。ちなみに、ファン歴は約10年です。

『1999年の夏休み』、お薦めいただき、誠にありがとうございます。アマゾン屋さんの『カスタマーレビュー』を見てみましたが、内容がとても素晴らしいようで、かなり評価が高いですね。今すぐは無理ですが、出来るだけ早めに、入手・鑑賞しようと思います。

コメントありがとうございます。
★真誠美優さま

>ちなみに、ファン歴は約10年です。

そうでしたか。私は演劇自体をあまり観ないのでヅカも
あまり気に留めていなかったのですが、意外と「百合」
ファンの方でも多いようですねヅカファンの方って。

>『1999年の夏休み』

「百合」ファンからも評判高い作品です。
私もこの機会に鑑賞しようかなあ。

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