「あまんちゅ!」2
天野こずえ・作、Mag Garden・刊
伊豆を舞台に、小日向光と大木双葉の二人を通して、
日常の輝きとダイビングのすばらしさを物語るお話。
読後の第一印象は・・・「百合」的には一歩進展した
ような感じです。でも、天野こずえ氏の作品なので
大きな期待は禁物ですね・・・
考えてみたら「ARIA」は最近流行の女の子の日常&部活
漫画の先駆けと言える存在だったかもしれませんね。
この作品は先駆者たる天野こずえ氏の作品なので、その
日常&部活漫画っぷりは堂々たるものです(汗)
「ARIA」に引き続き、綺麗な日常の描写はとても引きつ
けられるものがあります。完全にリア充のお話ではない
のが良いです(汗)
あと、今回は双葉がダイビングに対して苦手意識を持つ
というマイナスマインドが描かれます。こういうのは
天野こずえ氏の作品では珍しいかもしれません。
今まで以上にドラマを入れていこう、という意識の現れ
かもしれません。
さて、「百合」的には・・・
なんと言っても「バディシステム」ですね。
これを持って則「百合」というワケにはいかないですが
少なくとも、友情以上に発展しうる明確なミャクを感じ
る設定が出てきたと思います。
また、132ページの黒板の落書きに何らかの心の動きを
見せる双葉もちょっと意味深で良いですね。
ああ、またヤキモキさせられそうです(汗)
では、あの二人のコメントです。
わたくしは3点。「百合」的にはまだまだ
という感じだけれど、双葉ちゃんの光ちゃ
んへの"想い"がカタチになってきているのが良いわね。
私は2点。「AIRA」は"癒し"という内面的
なテーマだったけど、今回はドラマにしよ
という意図が感じられるよね。「百合」的には正直言っ
て難しいと思うけど、漫画としては今後の展開が楽しみ。
総評:●●●○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「あまんちゅ!」1
天野こずえ作品の感想はこちら。
●「ARIA」1~4
●「ARIA」5
●「ARIA」6
●「ARIA」7
●「ARIA」8
●「ARIA」9
●「ARIA」10
●「ARIA」11
●「ARIA」12
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