2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

リンク

« 今週、入手した物件+検索順位 | トップページ | 「夢想夏郷」 »

2010.05.23

「バトルフィールド・ラバーズ」

瑞智士記・著、徳間書店Edge・刊

「百合」的にも非常に高度な作品を発表している瑞智
士記氏の新刊です。
徳間書店Edgeでの前作「戦場のライラプス」はかなり
イタイ作品でしたが、今回は・・・

お話は・・・主人公であり、高校生の鴫(シギ)(♂)と
親友の椋(ムク)(♂)が住む町でテロが発生します。二人
は事件に巻き込まれるが、物語は意外な展開に・・・
という内容です。

読後の第一印象は・・・B級アクション映画になりきれ
なかった
、という印象です。ラノベとしても中途半端な
印象でした。しかも、「百合」もありません・・・

「戦場のライラプス」はかなりキツイ内容ながらも「百
合」に通じる内容ではあったのですが、今回は結論から
言えば、全く「百合」には引っかかりませんでした・・・。

個人的には正直言って、ラノベとしても筋が悪いと思い
ます。

主人公ムクが、親友であり守りたいと思っていたシギの
真実の姿に迫っていく、というサスペンス的な要素は
良かったのですが、どうもやりたいことが中途半端な
印象でした。

前作「戦場のライラプス」はかなりエッジの効いた作品
で、その反動があったのかもしれません。
シリアスなB級映画的なノリを目指している感じは判っ
たのですが、作者はこういう作品に向いていないのでは
ないかと思うのです。(失礼ながら)

恐らく作者のやりたいのは「戦場のライラプス」のよう
なエッジが効いた作品であり、この作品は変にラノベを
意識したばかりに中途半端になってしまった
、という
印象を持ってしまいました。

「百合」的には最初に書きましたが、全くありませんで
した。ただ、ストレートな恋愛要素がないのが救いとい
えば救いです。
それにしても、タイトルの「ラバーズ」とは誰のことか、
最後まで判りませんでした(汗)

まあ、女性キャラも多いので、この作品の続編が出れば、
「百合」になる可能性もあるのですが・・・

「百合」要素がないので、二人のコメントは今回保留い
たします。

瑞智士記作品の感想はこちら。
「幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ」
「戦場のライラプス」
「あまがみエメンタール」
「あかね色シンフォニア」

« 今週、入手した物件+検索順位 | トップページ | 「夢想夏郷」 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「バトルフィールド・ラバーズ」:

« 今週、入手した物件+検索順位 | トップページ | 「夢想夏郷」 »