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2010.06.01

「COMIC リリィ」Vol.3

RICE RIVER COMICS・刊

すでに「COMIC リリィPLUS」Vol.1が発売になっていま
すが(汗)本日はVol.3の感想です。

「リリィ」誌にちょっとした変化を感じました・・・

では、いつものように1作ずつ感想を書きます。

「愛しのバービー・ガール」楽時たらひ・作
一度告白された相手(♀)を振った主人公、というのが
ヒネリが効いていて良いですね。振った相手・翼はけな
げにも主人公との関係を存続しようとするのがちょっと
切なげで良いですね。あと、翼が技術工作系の女の子と
いう設定も面白いですね。後半の甘々も良いです。

「ファーストキス」杜購一郎×さくらあかみ・作
まあ、キスするだけだし、こういう展開は「百合」もの
では良くありますよね。ただ、こういうのを良いなあと
思うのが「百合」の原初という感じもします。

「3つの嘘-私以外の本当-」沙垣長子・作
前回からの続きですが・・・うわ。ガチシリアスなお話
です。お話の流れはちょっと冗長な気もしますが、個人
的にはこういうシリアスなお話は大好きです。切なさと
ちょっと痛い気持ちにさせられるのも良いですね。
次回の展開が気になります。

「ブルマーブルマニアックス」第3話 剛田ナギ・作
いままでコメディタッチだったのに、にわかにシリアス
展開に!"一人ブルマー同好会"とかオバカなことを言っ
ているのに、シリアス!という違和感が良いです。それ
にしても、続きが気になる展開になってきました。正直
言って意外です(汗)

「チョコレートコーヒーメモリー」柊圭・作
激情的で切なくて甘々で、という「百合」の王道作品
ですね。こういう切なくてドラマチック仕立ての作品も
「百合」としては多いですが、何度も読んでも良いです
ね・・・こういう作品。「百合」好きのココロをくすぐ
るのが巧いです。

「円香と芽衣の秘密の工房」第3話 TSUNE・作
主人公にしてメイドの芽衣に強力な恋のライバル登場!
芽衣の想い人・円香にスキンシップしたり、芽衣のわか
りやすい挑発をしたり、なんとも昔気質の恋のライバル
ですが、それが良いですね。ベタですが、悪くないと
思います。

「あの娘と告白からのドリームチェイサー」いずみやみその・作
こう言ってはなんですが・・・絵のつたなさが可愛い
ですね。絵はまだまだだけど、「百合」が描きたい、と
いう気持ち
が出ていると思います。なんだかほほえまし
いです。

「お願い私につぶやいて」おこさまランチ・作
ああ、なんとも可愛い絵とお話!恋人同士になった
ハッピーさと甘々な雰囲気が紙面からにじみ出ている
ような錯覚を覚えます(汗)なんだか良い夢が見られそ
うなお話でした。

では、二人のコメントです。

フューシア:わたくしは5点。オーソドックスなお話か
らシリアス巨編まで、なかなかに楽しめた
わ~。たしかに「百合姫」などと比べたら
地味な感じもするけれど、それはそれとして楽しめるの
が「百合」の良さなのよね~。ああ「百合」は素晴らし
いわ!
今回、私のお気に入りを一つあげるなら「チョコレート
コーヒーメモリー」
かしらね。甘くて切なくて・・・
これぞ「百合」の王道ね!

アレサ:私は3点。今回心なしかシリアスな作品が
多かったような気がする。「リリィ」は
次で新装されるのだけど、シリアス路線もその影響かも
しれないね。
私のお気に入りは「百合姫」でも見られないような激
シリアスな「3つの嘘-私以外の本当-」かな。
次が気になる展開だよね。

総評:●●●●●★★★

このシリーズの感想はこちら。
「COMIC リリィ」Vol.1
「COMIC リリィ」Vol.2

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コメント

虚人ねこ様

レビュー、拝読いたしました。

今まで同様、ページ数が少ないのは“玉にキズ”ですが、Vol.1からVol.2、そして今回のVol.3と、作品内容のステップアップを、しっかり実感する事ができ、ファンとしましては、本当に嬉しい限りです。

ちなみに、私の“お気に入り作品”は、楽時たらひさんの『愛しのバービー・ガール』と、柊圭さんの『チョコレートコーヒーメモリー』、あと私の中で“『〜リリィ』の芯”という位置付けの、沙垣長子さんの『3つの嘘‐私以外の本当‐』です。

ところで、今回ちょっと驚きましたのは、“男性キャラ”が全く描かれていない事です。本当に、最初から最後まで、全ページ“女性キャラ”のみ!! …いやはや、実にお見事でした。

コメントありがとうございます。
★真誠美優さま

>ところで、今回ちょっと驚きましたのは、“男性キャラ”が全く描かれていない事です。

そういえば・・・よく見ていますね(汗)
ちょっと突っ込むなら、P146に後ろ姿?が出ていますよ(汗)
顔出しはないですよね。こだわりなのでしょうか?

虚人ねこ様

“P146”、…ありゃりゃ。この後ろ姿は、間違いなく男性ですね。完全に見逃しておりました。ハハハ…。

…コホン。え〜と、そこはちょっと目を瞑って頂きまして…。この“NO男キャラ(ノーダンキャラ)”は、編集部の意向だったのでしょうか? それとも、偶然の一致なのでしょうか? 

もし、後者だとしましたら、なかなかに“奇跡的”だと思うのですが…。はたして?

コメントありがとうございます。
★真誠美優さま

>“P146”

私も大人気なく探してしまいました(汗)

でも、個人的には"偶然"だという気がします。

個人的には「百合」作品に慣れている作家ほど男性
キャラを効果的に出すような気がするので、「リリィ」の
作家はそこまで慣れていないだけ?・・・かもしれません。

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