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2010.08.02

「君が僕を3 こんなもの誰が買うの?」

中里十・著、小学館ガガガ文庫・刊

ラノベの「百合」最後の砦?の本作。3巻の感想です。

お話は・・・主人公・淳子は"恵まれさん"を職業として
いる真名の執事になります。今回は二人で沖縄旅行に行
ったり困難な仕事(?)を解決(?)したりで二人の仲は益々
深まります・・・が、最後は意外な展開に。

読後の第一印象は・・・相変わらず良いです。この取っ
つきにくさがとても心地良い
です。個人的にはこの作品
はラノベの最後の良心だと思います。

この作品、"孤高"という言葉がぴったりですね。
もちろん悪い意味ではなく、そのままの意味で。

近年、盗作など、ラノベの質の低下というか"均質化"が
指摘されることが多いですが、この作品はそういうのと
全く無縁です。

作者の想う心情、感覚、哲学、物語がこれでもか、と文
章になっています。実に美しい"孤高"だと思います。

さて、「百合」的には・・・
前回、執事の座を退いた緑に代わって、淳子が真名の執
事(マネージャーのようなもの)に就任します。

"恵まれさん"の職業としての存在を考えたり、ちょっと
した裏の一面を垣間見たり、淳子は真名にまた一歩、
いえ、二歩も三歩も近づきます。

そして、沖縄旅行へ。
これが良いのです。独特の意味深な表現が「百合」好き
の心を打ち抜いてくれます(汗)

あと、淳子の父が"芸術"を語るシーンもなかなか面白く
読めました。そういうところからも古き良き少女小説的
な美感が伝わって来て、これも良いです。

しかし・・・最後はなんとあっけなくも、意外な展開に!

まあ、あとがきを読んで少しホッとしたのですが、これ
は4巻を是非出して欲しいですね。

# 先ほど確認しました。4巻は8月18日発売予定です!!

本当に、今回も楽しめました。
このレベルとは行かないまでも、コンスタントに「百合」
ノベルが読みたいものです。

では、二人のコメントです。

フューシア:わたくしは5点。ちょっと意味深な沖縄旅
行が良かったわ~。真名ちゃんがなにを考
えているか判らないところがまたグッドなのよ。
美少女に"振り回される感"に浸れるわね。

アレサ:私は3点。本当、現在のラノベでこの作品
が読めるのが嬉しいよね。しかも4巻で
ちゃんと完結する予定なのも良いよね。前回も書いたけ
小学館ガガガ文庫は偉い!

総評:●●●●●★★★

このシリーズの感想はこちら。
「君が僕を どうして空は青いの?」
「君が僕を2 私のどこが好き?」
中里十氏の多作品の感想はこちら。
「どろぼうの名人」
「いたいけな主人 どろぼうの名人サイドストーリー」

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