「キディ・ガーランド」CASE.3
名作と言っていいかもしれない「キディ・グレイド」の
正式な続編です。
お話は「キディ・グレイド」から50年後の世界。
GTOという組織に所属している見習いESメンバー(超能力
を持ったエージェント)であるアスクールとク・フィーユ
の活躍?を描いたスペース・オペラです。
鑑賞後の第一印象は・・・いきなりの急展開。ノベル版
を先に読んでしまって、ちょっと後悔しています。
7話はアスクールとク・フィーユの憧れの先輩である、
トリクシーとトロワジェインとの特務が描かれます。
"憧れ"というのは「百合」的にも良い流れではあるので
すが、トリクシーとトロワジェインって微妙に薄いキャ
ラなので(理由は後から語られるが)あまり感情移入は
できないですね・・・
8話ではGTOと敵対することになるGソサイエティが描か
れます。大仰に描いてはいるのですが、敵エージェント
(シャドーワーカー)達が表舞台にいるというのが妙に
スケール感が小さく感じさせました。
この辺りはノベルの方が良いですね。
ノベル版の方がノーブルズ(この世界での貴族階級)のGTO
への恨みと企みがよく描けていたと思います。
9話はGソサイエティのGTOへの大攻勢が描かれます。
このエピソードはノベル版とほぼ同じ。ノベル版を先に
読まなければもっと驚けたハズなのに・・・と思うと少
し残念です(汗)
まあ、この3話は「百合」的にはほとんど引っかかりま
せんでしたね・・・。
ノベル版1巻ではこの後の展開も判るのですがその展開
には「百合」的な芽が出るかも・・・という所もあるの
で、期待したい・・・です。
では、二人のコメントです。
わたくしは1点。う~ん。どうも「百合」
が入り込むウエット感が足りない気がする
のよね。この辺り、展開がとても早いから・・・だと
思いたいわね。
私は2点。確かにこの作品、初見だったら
もっと驚けたと思うけど、同時に違和感
も抱いたと思うなあ。結構重い展開なのだけど、Gソサ
イエティのエージェントや総統が軽い感じがして・・・
総評:●○○○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「キディ・ガーランド」CASE.1
●「キディ・ガーランド」CASE.2
ノベル版の感想はこちら。
●「キディ・ガーランド 1 Legacy Little Lady」
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