「猫神やおよろず」3
FLIPFLOPs・作、秋田書店REDコミックス・刊
お話は・・・八百万の神と人間が共に生活する21世紀の
日本(?)を舞台に、古道具屋に住まう猫神・繭(♀)と、
看板娘・柚子と仲間たちのハートフル(?)コメディ漫画
です。
読後の第一印象は・・・前半は「百合」的な後退を嘆き
ましたが、後半はちょっと盛り返します。
3巻に入ると少し印象が変わってきた感じですね。
今まで一話完結のコメディだったのですが、ここに来て
繭たち猫神の仕事("根津魅"を狩る)に話が及びます。
これによってストーリー性が高くなり、さらに、神様
たちの力関係もお話に大きく影を落とし、ちょっとシリ
アスに傾いてきた印象です。
なので、序盤は「百合」という雰囲気ではなく、これ
からどうなるのか・・・と思ってしまいます。
後半に入り、繭に縁談が持ち上がります。
これを聞いて黙っていられないのが繭の許嫁・笹鳴と
メイ子です。
お見合いをぶち壊そうと大暴れするエピソードは個人的
にはとても気分が晴れました(汗)
ただ、これから先、もっとシリアスになることも考え
られるので、どちらかと言えばコメディ要員の笹鳴と
メイ子がちゃんと動いてくれるのか、ちょっと不安にな
りますね・・・
では、二人のコメントです。
わたくしは3点。笹鳴ちゃんが一途で可愛
いのよ。彼女にもっと愛と出番を!
私は2点。かなりの方向転換だよね。個人
的にはこの作品のコメディ部分が好きだっ
たから、このままシリアスに突っ走るのはどうか・・・
とは思う。でも作者のお手並み拝見だね。
総評:●●●○○★★☆
このシリーズの感想はこちら。
●「猫神やおよろず」1
●「猫神やおよろず」2
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