「少女聖域」

あさぎ龍・作、富士美出版・刊

本日はかなり久しぶりに成年漫画の感想です。
予めお断りしておきますが、アダルトなので評価は保留
させていただきます。(このブログのポリシーとして)

お話は・・・テニス部員の葉月は先輩の由奈からしごか
れていた。しかし、由奈は葉月に気があって・・・と
いう葉月と由奈の関係と、同じテニス部員の織作と小鳥
遊先生の4人の織り成す甘～いエロ漫画です。

鑑賞後の第一印象は・・・個人的に、レズものとしては
こういう甘いだけの作品の方が好感が持てます。

レズものの漫画といえば、これだけ「百合」雑誌が出て
いる中でもかなりの少数派ですよね。あってもレズもの
オンリーではないので、手を出しにくい現状です。

しかし、この作品は100%混じりっけ無しのレズものです。
そういう点では、レズものを読みたい人に安心してお勧
めできる数少ない作品と言えます。

絵はちょっとクセがあって暗めですが、内容はただただ
甘～い肉体関係だけが描かれます。「百合」であるよう
な切ないとか、泣けるとか、ドラマチックとかはほとん
どありません。

個人的にはこういう「割り切り」があるエロ漫画は好感
が持てます。

逆に「エロだけど話も良い」とか言うのが嫌いです。
(正確に言えば作品が嫌いではなく、そういう作品を持
ち上げる人が嫌い)

話が良ければ良いほどエロの存在価値が低くなるのは
明白なのに、エロを入れなければいけない商業的な理由
に盲目的だから・・・っと、「百合」とは違う方向に
ディープになってしまいました(汗)

まあ、これは私の個人的なポリシーですが、自分のポリ
シーに反しない作品であるという点でも安心できます。

アダルトものではあまり「お勧め」は書きたくないので
すが、レズもののエロエロを読みたいという人には、
かなりお勧めできる作品だと思います。

・・・「非道具派」にもお勧めできますね(汗)